『逃げた女』@<ホン・サンス>監督
6月
7日
2020年・第70回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に出品され、銀熊賞(最優秀監督賞)を受賞した作品です。
5年の結婚生活の間、夫と一度も離れたことのなかった「ガミ」。そんな彼女は夫の出張中にソウル郊外の3人の女友だちと再会します。バツイチで面倒見のいい先輩の「ヨンスン」、気楽な独身生活を謳歌する先輩の「スヨン」、そして偶然再会した旧友の「ウジン」でした。
「ガミ」は行く先々で「愛する人とは何があっても一緒にいるべき」という夫の言葉を執拗に繰り返します。親密な会話の中に隠された女たちの本心、そしてそれをかき乱す男たちの出現を通して、「ガミ」の中で何かが少しずつ変わり始めていきます。
<キム・ミニ>が「ガミ」役を演じるほか、<ホン・サンス>作品常連俳優の<ソ・ヨンファ>が「ヨンスン」、「スヨン」に<ソン・ソンミ>、『はちどり』の<キム・セビョク>が「ウジン」に扮しています。