<才木浩人>6回1失点@<阪神タイガース>(646)
7月
17日
土壇場の9回。<近本光司>の中前打と好走塁で同点に追いつきましたが、延長に入った11回、6番手<アルカンタラ>が先頭の<ビシエド>に、右中間を破る二塁打を浴び、<石垣>に送りバントを決められ、1死三塁。続く<三ツ俣>の中犠飛で「1-2」とリードを許してしまいました。さらに途中出場の<平田>には、今季初本塁打となる1号ソロ本塁打を浴びて2失点で「1-3」の万事休すとなってしまいました。
試合は攻守ともにミスが目立ちました。2回、1死一塁の場面で、<高橋周>の三塁線を襲った打球を左翼<陽川尚将>が後逸。フェンス際のクッションボールを取り損ねると、一走の<マルティネス>が一気に三塁を回り、先制のホームを踏んでいます。
その裏の攻撃でもミスが出ます。先頭<糸原健斗>が三塁強襲安打で出塁。続く<山本泰寛>の打球は二塁正面のゲッツーコースでしたたが、二塁<溝脇>が取り損ねて無死一、三塁に好機は広がりました。
ここで二回の左翼守備で失策していた<陽川尚将>が打ち上げた飛球は浅く、右翼<岡林>が中継に鋭く返したところでタッチアップしていた三走<糸原>が慌てて三塁へ戻りましたが、間に合わず三塁転送されてアウトになっています。
阪神の光明は、先発<才木治人>(23・神戸市立須磨翔風高等学校出身)の好投でした。1161日ぶりの甲子園の1軍マウンドで頑張りました。トミー・ジョン手術から復活後、2試合目の登板で最長の6回87球を投げています。4安打7奪三振3四球1失点でした。前回3日の中日戦(バンテリンドーム)では5回76球無失点の力投で、1159日ぶりの1軍勝利。そこから中12日での登板でした。