『アウシュヴィッツのチャンピオン』@<マチェイ・バルチェフスキ>監督
5月
26日
『アウシュヴィッツのチャンピオン』はナチスによる虐殺を生き延びたボクサー、〈テディ〉こと<タデウシュ・ピトロシュコスキ>の実話をもとに製作されました。
第2次世界大戦最中の1940年。アウシュヴィッツ強制収容所に移送される人々の中に、戦前のワルシャワで〈テディ〉の愛称で親しまれたボクシングチャンピオン、「タデウシュ・ピトロシュコスキ」がいました。彼には「77番」という〈名〉が与えられ、左腕には囚人番号の入れ墨が刻まれます。十分な寝床や食事を与えられることなく過酷な労働に従事させられていたある日、司令官たちの娯楽としてリングに立たされることになった〈テディ〉の命を懸けた闘いが描かれています。
ホロコースト生存者の孫である<マチェイ・バルチェフスキ>が監督を務め、『イレブン・ミニッツ』(2015年・監督:イエジー・スコリモフスキ)の<ピョトル・グウォヴァツキ>が〈テディ〉を演じています。