『わたしは最悪。』@<ヨアキム・トリアー>
4月
30日
主人公「ユリヤ」は、学生時代は成績優秀で、アート系の才能や文才もあるのに、「これしかない」という決定的な道が見つからず、いまだ人生の脇役のような気分でいます。そんな彼女にグラフィックノベル作家として成功した年上の恋人「アクセル」は、妻や母といった結婚を求めてきます。ある夜、招待されていないパーティに紛れ込んだ「ユリヤ」は、若くて魅力的な「アイヴィン」に出会います。新たな恋の勢いに乗って、「ユリヤ」は今度こそ自分の人生の主役の座をつかもうとします。
主人公の女性の20代後半から30代前半の日々の暮らしを描いた物語ですが、メディアからは、「痛烈」「破壊的」「センセーショナル」「スリリング」といった、何ともミスマッチな熱いレビューで賞賛された異色作品です。
<レナーテ・レインスヴェ>が「ユリヤ」、<アンデルシュ・ダニエルセン・リー>が「アクセル」、<ハーバート・ノードラム>が「アイヴィン」を演じています。監督は、『母の残像』(2015年)、『テルマ』(2017年)などの<ヨアキム・トリアー>が務めています。