『明日になれば~アフガニスタン、女たちの決断~』@<サハラ・カリミ>監督
4月
23日
2021年8月、イスラム原理主義組織タリバンによって制圧され、女性権利の向上に取り組む〈女性問題省〉が廃止となったアフガニスタン。3月23日に女子中等教育が再開されると発表があったものの、当日に延期されたことも記憶に新しい出来事です。
首都カブールで全編撮影された本作の予告編には、抑圧される3人の女性の姿を収録。義父母の面倒を見ながら家事に追われる孤独な妊婦「ハヴァ」、7年間浮気し続けた夫との離婚を決意するも妊娠が発覚したニュースキャスター「ミリアム」、妊娠発覚と同時に姿を消した恋人がいながらいとこのプロポーズを受け入れる18歳の少女「アイーシャ」の姿が映し出されています。
本作の監督を務めたのはアフガニスタン映画機構(Afghan Film Organization)初の女性会長、<サハラ・カリミ>です。タリバンがカブールを制圧した際、ウクライナの大統領<ゼレンスキー>が彼女をウクライナに難民として受け入れたという経緯から、本作の収益の一部は復興支援のためにウクライナ大使館に寄付されなす。