新幹線が発着し、利用客で賑わう大阪のターミナルJR新大阪駅ですが、多くの車両は、「サンダーバード」や「くろしお」などの特急車両と共に近代的なJR世代の車両ですが、その陰でひっそりと、伝統的な国鉄世代の車両が出入りしていました「201系」車両が本日3月11日をもって営業運転を終了しています。
おおさか東線を走る「201系」。同線と関西本線(大和路線)の普通電車を中心に運転されており、車両の世代交代が進むなか、いまも現役を続ける数少ない国鉄型車両でした。
この「201系」、もともと東海道・山陽本線(JR京都線・JR神戸線)の普通電車用に導入されたものです。当時はスカイブルーの車体色をまとい、新大阪駅に毎日出入りしていました。その後、新型車両に置き換えられて大阪環状線や関西本線に転属。2008年にはおおさか東線(久宝寺~放出(はなてん)間)での運転も始まりました。
そして2019年、同線の久宝寺~新大阪間が全通しましたが、このとき使用車両が変わることはありませんでした。「201系」は、車体色と走る路線こそ変わったものの、十数年ぶりに新大阪駅へとつながって運行されていました。
JR西日本では現在、「221系」の配置転換を進めており、2022年3月のダイヤ改正を機に、おおさか東線の普通電車がすべて「221系」に変更されます。関西本線にはまだ残るものの、おおさか東線からは完全に撤退となりました。
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