経営危機「中国恒大集団」(36)@債務再編計画
1月
27日
「恒大集団」が香港取引所への開示で明らかにしています。同社は「ステークホルダー(利害関係者)の権利を保護するための計画策定を視野にグループの状況を評価する。今後も債権者の意見や提案に真摯に耳を傾ける」としています。
電話会議には電気自動車(EV)部門である中国恒大新能源汽車集団董事長で新たに「恒大集団」の取締役に就いた<肖恩>氏のほか、リスク管理委員会のメンバーも出席しています。本部を置く広東省政府など中国当局の全面関与のもとで再建計画づくりが進む見通しのようです。
「恒大集団」の再建を巡っては今月、海外の投資家グループが同社の交渉姿勢を批判し、法的措置も辞さないと警告する声明を発表しています。「恒大集団」は投資銀行をアドバイザーに起用し、中国国有の不良債権処理会社幹部を非常勤取締役に起用するなど、再建に向けた動きを見せています。