債務上限引き上げる法案を可決@米議会上院
10月
8日
議会が速やかに債務上限引き上げで合意できなければ、今月18日にも財政の資金繰りが行き詰まり、米国がデフォルトに陥るとの懸念が高まっていました。金融市場も動揺する中、野党共和党が6日、短期的な債務上限の引き上げを提案、民主党が受け入れています。
ただ与野党の対立は根深く、12月3日まで多少の時間稼ぎができたとしても、債務上限問題の根本的な解決に至るかどうかは不透明です。
<バイデン>大統領は4日の演説で、「債務上限を引き上げなければならないのは、トランプ政権下での減税も一因」と指摘し、債務上限問題への対応に超党派で取り組むよう求めました。
共和党は<バイデン>大統領の大型経済対策を問題視。同党上院トップの<ミッチ・マコネル>院内総務は7日、民主党が「向こう見ず」な支出を目指すなら、債務上限問題でこれ以上協力しない姿勢を明らかにしています。