国内唯一の2階建て新幹線車両「E4系」ラストラン@上越新幹線
10月
2日
発着駅のJR東京駅や新潟駅には早朝から大勢のファンらが訪れ、長年愛されてきた車両との別れを惜しんでいます。
新幹線に2階建てが登場したのは国鉄時代の1985年(昭和60年)、東海道・山陽新幹線で初めて「100系」が導入されています。1994年には東北、上越新幹線に「E1系」が、1997年には「E4系」が登場しました。特に「E4系」の定員は1634人で、高速鉄道で世界最大を誇りましたが、大量輸送時代が過ぎ、車両の老朽化も進んだことで順次運行を終えていき、最後に残った上越新幹線でも引退が決まりました。
当初は昨年度末までに置き換えが完了する予定でしたが、2019年(令和元年)の台風19号で長野市にある新幹線の車両センターが浸水。複数の「E7系」が廃車になってしまったことで「E4系」の引退時期が伸びていました。