神戸：ファルコンの散歩メモ

ドローンなどを手掛けるベンチャー企業の「A.L.I.テクノロジーズ」（東京）は、地上から数メートルの高さで空中を走行する「ホバーバイク」について、電動モデルを２０２５年にも本格投入するようです。

国内で初となる公道での走行と量産化を目指します。自動車などで脱炭素化が急速に進むことを見据え、ガソリンエンジンを搭載せず電気だけで走行するタイプの普及を図ります。

開発中の１人乗りホバーバイク「ＸＴＵＲＩＳＭＯ（エックストゥーリスモ）」は、プロペラの力で地上から機体を浮かせ、高さを維持したまま移動できます。災害現場の救助などで活用が想定され、国土交通省を中心に公道走行に向けた法整備の議論が進んでいます。

電動モデルについて「構造として電化は難しくはない」とし、２０２５～２６年には量産化して販売することを計画。「現在の電池技術では数分から１０分程度」という航続可能時間を１時間程度まで延ばし、軽量化も図ります。併せて国などに働き掛け、公道走行可能なナンバープレートを取得する計画です。

一方、電動モデルの投入に先駆け、ガソリンエンジンを動力源とした限定モデルを年内に発表する予定です。当面は私有地での使用に限定されますが、「２０２２年前半には納車できるように準備している」とし、価格は数千万円程度を見込んでいるとか。