新会社「カワサキモータース株式会社」発足@川崎重工
6月
2日
同部門は川崎重工グループで唯一、個人の一般消費者に直接、商品を提供できるビジネスモデル、いわゆる「B to C事業」を担っており、Kawasakiブランドの牽引役といえる存在です。
Kawasakiブランドの2輪車は、国内オートバイ市場における251cc以上のクラスにおいて3年連続で国内トップシェアを維持しているほか、北米などではオフロード2輪および同4輪が人気を博しており、販売も好調で受注に対して生産が追い付いていない状況だといいます。この分野に関しては今後も市場拡大が見込まれることから、引き続きニューモデルの開発などに注力するとしています。
また、イタリアの高級ブランド「ビモータ」や台湾の大手2輪メーカー「キムコ」との関係強化も図り、多様な消費者ニーズに対応できるようにしていくと話していました。
さらに、2輪についても世界的な脱炭素化の動きに対応すべく、EV(電気)とハイブリッドの両方の研究を進めているとのこと。ハイブリッドについてはモーターとガソリンエンジンの両方を搭載する形で、どちらか一方だけでなく両方の駆動で走れるとのことでした。
すでに2020年11月上旬に、川崎重工は「車両カンパニー」および「モーターサイクル&エンジンカンパニー」の2部門を2021年下期に分社化することを決めており、今回の発表はそれに即したものです。