日本相撲協会は27日、東京・両国国技館で定例の理事会を開き、元横綱<稀勢の里>の<荒磯>親方が田子ノ浦部屋から独立し、「荒磯部屋」を新設することを承認しています。8月1日付けで、力士4人も同部屋に転属します。
転属するのは序二段<足立>、序ノ口<西原>、<谷口>、<加藤>の4人の力士と、幕下行司の<木村隆之助>。部屋住所は出身の茨城県牛久市に隣接する同県阿見町で、最寄り駅はJRひたち野うしく駅。来年夏前後の完成に向けて準備しており、完成するまでは同県つくば市の筑波大の中にある施設を使用するようです。
<荒磯>親方は2002年春場所、初土俵を踏み、2004年九州場所で新入幕。2017年初場所、悲願の初優勝を果たし、場所後に第72代横綱昇進を果たしています。日本出身では<若乃花>以来、19年ぶりの新横綱誕生で〈稀勢の里ブーム〉が起こりました。
2017年春場所で2場所連続優勝しましたが、左上腕部を負傷。致命傷となり、横綱ワースト8場所連続休場となり、復活は果たせず、2019年初場所を最後に現役を引退。
引退後は田子ノ浦部屋付きの親方として後進の指導にあたると共に、早大大学院ではスポーツ科学研究科の修士課程1年制を履修していました。修士課程は今年3月末に修了。「新しい相撲部屋経営の在り方」とのテーマで作成した修士論文は、最優秀論文として表彰されています。
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