12日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続落し、前日比681ドル50セント(1.99%)安の3万3587ドル66セントで取引を終えています。
12日発表の4月の消費者物価指数(CPI)が、前年同月比(4.2%)上昇し、市場予想(3.6%上昇)を大きく上回りました。市場予想以上に上昇し、米長期金利が前日終値より(0.07%)高い(1.69%)に上昇しています。市場はインフレ警戒を強めています。
長期金利が上昇すると相対的な割高感が意識されやすいハイテクなど高PER(株価収益率)株が下げ、消費関連や景気敏感株にも売りが広がりました。今回の結果を受け市場では、先週の米雇用統計で後退していた(FRB)の早期出口戦略への期待が再び強まっている状況です。
投資家心理を測る指標である米株の変動性指数(VIX)は前日比(26%)高の(27.59)と、不安心理が高まった状態とされる20を大きく上回り、投資家心理がリスク回避に傾き、株の持ち高を減らす動きが広がり、ダウ平均の下げ幅は一時700ドルを超えています。
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