4日のニューヨーク株式市場でダウ工業株30種平均は、利益売り確定が多く続落してはじまりましたが、引けにかけて続伸、終値は前日比19ドル80セント高の3万4133ドル03セントで終取引を終えています。
新型コロナウイルスに対するワクチンの接種が進み、米経済の正常化が加速するとの見方が強まり、景気敏感株への買いが続きました。
4日、「バイデン米大統領は7月4日までに米国の成人の70%が最低1回は新型コロナウイルスのワクチンの接種を受けることを新たな目標とする」と伝わり、米国や欧州では新型コロナの感染を防ぐための経済活動の制限が緩和されつつあります。経済活動の正常化が進み景気拡大につながるとの見方は根強いながれです。
ただ、上値は重く、取引時間中は前日終値を下回って推移しました。<イエレン>米財務長官がインタビューで政府の財政支出の拡大に伴い「米経済が過熱しないように確実を期するため、金利はほんの少し上昇せざるを得ないかもしれない」と述べ、足元では堅調な米景気を示す経済指標の発表が相次いでおり、FRBによる利上げ時期が早まる可能性が意識されています。
米株市場で市場心理を測る指標となる変動性指数(VIX)は一時21台まで上昇し、不安心理が高まった状態とされる20を上回っています。
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