<ポスター>(139)『茜色に焼かれる』@<石井裕也>監督
4月
6日
<石井裕也>が監督と脚本を担当する本作の主人公「田中良子」は、7年前に理不尽な交通事故で夫を亡くしています。劇中では弱者ほど生きにくい時代に翻弄されながらも、子供へのあふれんばかりの愛を抱えて気丈に振る舞う「良子」と、いじめに遭いながらも母を気遣って日々の屈辱を耐え過ごす13歳の息子「純平」の姿が描かれます。
花屋のアルバイトと夜の仕事を掛け持ちしながら家計を支える「良子」を<尾野真千子>が演じ、「純平」を『ミックス。』(2017年・監督: 石川淳一)の江島の幼少期役を演じだ<和田庵>が演じています。共演として、「良子」の同僚「ケイ」を<片山友希>、「良子」の夫「陽一」に<オダギリジョー>、風俗店の店長に<永瀬正敏>らが扮しています。
またポスタービジュアルには「悪い冗談みたいなことばかり起きるこの世界で母ちゃんも、僕も、生きて、生きる。」とコピーが添えられています。