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- 「ゲルニカ」のタペストリー撤去@ニューヨーク国連本部
スペイン内戦中のドイツ軍による無差別爆撃の惨状を描いた巨匠<ピカソ>の代表作「ゲルニカ」を再現したタペストリーが、ニューヨークの国連本部から撤去されています。
所有する<ネルソン・ロックフェラー・ジュニア>氏の要請を受け、今月同氏に返却されました。国連が25日明らかにしています。返却の理由は明らかになっていません。
<ネルソン・ロックフェラー・ジュニア>氏はタペストリー制作を依頼した故<ネルソン・ロックフェラー>元ニューヨーク州知事の息子です。タペストリーは1984年に国連に貸し出され、安保理の議場外に1985年から飾られていました。2003年のイラク戦争前に、パウエル>米国務長官(当時)が安保理で正当性を訴えた際には、反戦を象徴する「ゲルニカ」に暗幕が掛けられたことがあります。
<ドゥジャリク>国連事務総長報道官は声明で「パワフルで象徴的な作品を貸し出してくれたロックフェラー一族に感謝する」と表明。国連は今後、ゲルニカの代わりに飾る作品を検討するとのことです。
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