神戸：ファルコンの散歩メモ

全日本空輸（ＡＮＡ）は、２０２１年度に国際線の運航規模を前年度から半減させる方針を発表しています。１０月末まで計１４路線を減便・運休します。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、国際線旅客数が激減していることを踏まえた措置です。既存路線の廃止は行わないようです。

３月２８日～１０月の夏ダイヤで、「成田～ニューヨーク線」、「成田～サンフランシスコ線」など計１１路線を運休とし、「羽田～シドニー線」など計３路線は減便します。

２０年度当初に計画していた就航予定でした「羽田～モスクワ線」、「羽田～ミラノ」、「羽田～イスタンブール」、「羽田～ストックホルム」路線の新設は見送りとなり、延期されます。

一連の運休や減便などで、１座席あたりの移動距離の合計に換算すると、全体の運航規模は前年度比で約半分となります。

また、２１年度の国内線の需要はコロナ前に比べ８割と想定。ワクチン接種拡大や政府の観光支援策「Ｇｏ　Ｔｏ　トラベル」事業の再開により、年度末には９割に戻ると見込んでいます。国内線の運航規模は機材の小型化でコロナ前に比べ１５％減らすと既に発表しており、便数は実需を見極め柔軟に増減させるようです。