ファルコン昆虫記(871)「クロバネキノコバエ」
8月
27日
「クロバネキノコバエ」は、双翅目(ハエ目)クロバネキノコバエ科に属する昆虫の総称で、世界で約2400種が記録されていますが、未記載種を含めると5000~10000種になると考えられています。「クロキノコバエ」ともいいます。 全長1~6ミリ程度の本当に小さな「蠅」です。
「クロバネキノコバエ」の多くの種は植物や菌類を餌とするため、農作物などに被害を及ぼす害虫として扱われ、人体に直接の危害を与える昆虫ではありませんが、時に大量発生して不快にさせる衛生害虫です。
今回新たな発見があり、蛇足ですが「昆虫」の体は頭部・胸部・腹部の3つの部分に分かれ、さらに胸部は前・中・後の3つに分かれていて、 脚はそれぞれに1対ずつ、計6本ついているというのが、一応「昆虫」の定義となっています。この「クロバネキノコバエ」は、「中肢」が揃えて後方に伸びて横向きで踏ん張っていない姿勢を取っているのに驚きました。