『いのちの停車場』(表紙)と著者<南杏子>
都内の終末期医療専門病院に勤務し「命の終わり」を見つめる現役医師<南杏子>氏の小説『いのちの停車場』(幻冬舎刊)が、同書の発売日である本日27日に、映画化されることが東映から発表されました。
<南杏子>氏は、2016年に終末期医療のあり方を問うミステリー『サイレント・ブラス』で作家デビュー。2018年に発表した『ディア・ペイシェント』は、<貫地谷しほり>主演でNHKにてドラマ化されることも決定しています。(現在は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、放送が延期されています)
『いのちの停車場』は、東京の救急救命センターで働いていた、62歳の医師「白石咲和子」は、あることの責任をとって退職し、故郷の金沢に戻り「まほろば診療所」で訪問診療の医師になります。これまで「命を助ける」現場で戦ってきた「咲和子」にとって、「命を送る」現場は戸惑う事ばかり。「咲和子」はスタッフたちに支えられ、老老介護、半身麻痺のIT社長、6歳の小児癌の少女なsど様々な現場を経験し、学んでいきます。
家庭では、老いた父親が骨折の手術で入院し、誤嚥性肺炎、脳梗塞を経て、脳卒中後疼痛という激しい痛みに襲われ、父親は「これ以上生きていたくない」と言うようになります。「積極的安楽死」という父の望みを叶えるべきなのか。「咲和子」は医師として、娘として、悩みます。現代医療制度の問題点や、尊厳死や安楽死などのタブーに切りこむヒューマンドラマを描きます
なお、監督や出演者については後日発表される予定です。
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