『ヤクザと家族 Ｔｈｅ Ｆａｍｉｌｙ』＠＜藤井道人＞監督

俳優の＜綾野剛＞（３８）と）『地獄の天使紅い爆音』（１９７７年・監督：内藤誠）の「寒河江徹」役以来となる４３年ぶりのヤクザ役を演じる＜舘ひろし＞（７０）が、現代ヤクザを描く映画『ヤクザと家族Ｔｈｅ　Ｆａｍｉｌｙ』で、初共演を果たすことが２７日、発表されています。

監督を務めるのは、今年３月の「第４３回日本アカデミー賞」　で最優秀作品賞をはじめとする主要部門三冠受賞（最優秀男優賞＜松坂桃李＞、最優秀女優賞＜シム・ウンギョン＞）に輝いた　『新聞記者』（２０１９年）の＜藤井道人＞（３３）です。公開は２０２１年を予定しています。

＜綾野剛＞が演じるのは、父を覚せい剤で失い、その日暮らしの生活を送っているときに、柴咲組の組長の危機を救ったことからヤクザの世界へ足を踏み入れた男「山本」。短気で暴力的な面もあり、移り変わる社会の中で「組織＝ファミリー」と「愛する家族」の間で揺れ動く、最後のヤクザともいえる男の半生を演じます。＜舘ひろし＞は、＜綾野剛＞演じる身寄りのない孤独な少年「山本」に手を差し伸べ、彼に「家族」という居場所を与えた組長「柴咲博」を演じます。

本作は、『あゝ、荒野』（２０１７年・監督：岸善幸）・『新聞記者』・『宮本から君へ』（２０１９年・監督：真利子哲也）などを手掛けた「スターサンズ」（東京都渋谷区）の＜河村光庸＞氏が企画、＜藤井道人＞監督が「ヤクザ」をテーマにしてオリジナル脚本を担当。撮影は２０１９年１１月から１２月にかけて、静岡県沼津市、富士市、裾野市などで行われています。