ファルコン植物記(2033)黄緑色の桜「ギョイコウ」開花
4月
12日
「ギョイコウ」は、江戸時代に、京都の仁和寺で栽培されたのがはじまりと言われていますが、今では沖縄県を除く全国各地でみられるようになりました。
「ギョイコウ(御衣黄)」という名前は江戸時代中期から見られ、その由来は貴族の衣服の萌黄色に近いため。古くは「黄桜」「浅葱桜(浅黄桜)」などとも呼ばれていましたが、それが「ギョイコウ」なのかそれとも「ウコン」を指すものなのかはっきりしていません。江戸時代に<シーボルト>が持ち帰った標本が現存しています。