約390光年先のガス惑星で「鉄の雨」のソウゾウズ(画像:欧州南天天文台)
地球からうお座の方向に約390光年離れた恒星の周りを回る高温のガス惑星では、「鉄の雨」が降る所があるようだと、スイスのジュネーブ大などの国際研究チームが11日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表しています。
このガス惑星「WASPー76b」の質量は木星の約9割。公転周期は約43時間半と短く、自転周期と同期しているため、太陽に相当する恒星に面した昼側と、反対側の夜側が固定しています。
研究チームが南米チリにある欧州南天天文台の超大型望遠鏡VLTで昼側の高温ガスを詳細に観測したところ、鉄の原子が含まれることを発見。昼側と夜側の温度差は約900度あり、鉄原子を含む高温ガスが夜側に流れ込んで冷える所では、鉄が液体粒子に変わっていると推定されました。
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