今年の読書(10)『レモンサワーの教科書』(枻出版社)
2月
13日
戦後間もない物資が不足していた頃、東京の「とある酒場」で偶然誕生した「レモンサワー」です。焼酎の炭酸割りにレモンをしぼって加えただけというシンプルな飲み物は、いつの間にか大衆酒場の定番となり、酒好き達に昭和・平成・令和と時を経て長年愛されてきました。
同書では、そんなサワーの歴史と変わりゆく「今」を徹底的に解明しています。「レモンサワーにダイバーシティを!」をと題し、元祖・氷結・すりおろし・シャリシャリなど、タイプ別に名店を大きな写真で掲載されています。また、サワーの歴史においてエポックメイキングとなった店舗や出来事を、全4回のコラムで紹介。最先端のクラフトサワーの制作秘話も知ることができます。
「レモンサワー解体新書」の章では、「マツコの知らないレモンサワーの世界」に出演した「レモンザムライ」が登場。レモンサワーを構成するレモン・お酒・炭酸水の3要素を徹底解説しています。