『暗数殺人』@<キム・テギュン>監督
2月
7日
韓国で実際に起きた事件をもとに、刑事と殺人犯の息詰まる攻防を描く本作。『チェイサー』(2008年・監督:ナ・ホンジン)の<キム・ユンソク>が刑事「ヒョンミン」、『工作 黒金星と呼ばれた男』(2018年・監督:ユン・ジョンビン)の<チュ・ジフン>が謎めいた殺人犯「テオ」を演じていまう。
監督は『クロッシング』(2008年)の<キム・テギュン>。『友へ・チング』(2001年・監督:クァク・キョンテク)の脚本家<クァク・キョンテク>とともに脚本を執筆し、青龍映画賞や百想芸術大賞の映画部門で脚本賞を受賞しています。
予告編では冒頭から「7人だ。俺が殺したのは7人」という「テオ」の自白を受け、ほかに証拠が一切ない中、直感的に信じた「ヒョンミン」が強引に捜査を進めていきます。「テオ」の言う通り白骨化した死体が発見されますが、彼は突然「知らねえよ」と証言を覆し、「ヒョンミン」を翻弄していきます。
なお「暗数」とは、主に犯罪統計において警察などの公的機関が認知している犯罪件数と、現実に発生した犯罪件数の差を意味しています。
「暗数殺人」は4月3日より東京・シネマート新宿ほか全国で公開。<キム・ユンソク>(52)の初監督作『未成年』(2019年)も5月29日に封切られる予定になっています。