「しぶんぎ座流星群」の活動のピーク(極大)は、1月4日(土)の17時頃と予想されているため、観測は4日(土)夜~5日(日)夜明け前がおすすめで、遅い時間ほど多くの流れ星を見ることができそうです。
「しぶんぎ座」は、1795年にフランスの天文学者の<ジェローム・ラランド>が設定した星座のひとつで、今は存在しない「壁面四分儀座」の名称に由来しています。1922年に国際天文学連合が選定した88の星座からは外され、現在はうしかい座に含まれています。近くには、りゅう座があり、一般的な出現時期は12月28日から1月12日頃までとされています。
日本で観察しやすい時間帯が、極大から大きくずれているため、流星の数は少なくなると思われます。ただ、月明かりの影響はないため、空の暗い場所で1時間あたり最大20個程度の流星が見られそうです。
流星は放射点を中心に放射状に出現します。流星は放射点の付近だけでなく、どちらの方向にも現れるので、なるべく空の広い範囲を見渡すようにして観測するのがおすすめです。
「しぶんぎ座流星群」のもととなるチリの帯は、地球の公転面と直角に近い角度で交差するため、地球はチリの帯を短時間で抜けてしまいます。
このため、「しぶんぎ座流星群」の活動は、「ふたご座流星群」や「ペルセウス座流星群」など他の流星群に比べて、活動が活発な期間(流れ星を多く観測できる期間)が短いという特徴があります。
多くの流れ星をみたいという方は、放射点が高く昇る、5日(日)の未明~明け方にかけての時間に観測するのがおすすめです。4日(土)夜~5日(日)夜明け前頃は、北日本中心とした冬型の気圧配置になると予想されており、太平洋側ほど観測に適した空模様となる見込みです。
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