「AI美空ひばり」CD発売@「あれから」
11月
19日
新曲「あれから」は、9月29日に放送された『NHKスペシャル AIでよみがえる美空ひばり』内の企画で生まれた楽曲です。作詞とプロデュースは、<ひばり>さん生前最後のシングル「川の流れのように」(平成元年1月発売)を手がけた作詞家<秋元康>氏が担当しています。
『NHKスペシャル』では過去の膨大な<ひばり>さんの音声データから、ヤマハが開発を進めている最新の人工知能(AI)技術によって現代に<ひばり>さんの声を蘇らせ、「AI美空ひばり」として新曲を歌唱し、人の心を揺さぶらせることができるのかという試みでした。
曲中にはせりふもある楽曲を制作するにあたり、<秋元>氏は「演歌ではなく現代風のメロディーにしたかった」と話し、膨大な数のデモテープから選曲。サビの「あれからどうしていましたか?」と問いかけるフレーズは聴く者の心に染み入り、さらに「お久しぶりです。あなたのことをずっと見ていましたよ」「私の分までまだまだ頑張って」というせりふは、令和の時代に不死鳥<美空ひばり>が蘇ったかのようだとか。
番組が放送されるやいなや、AI技術と楽曲のクオリティーを絶賛する声が広がり、番組の再放送や楽曲のCD化の要望が相次ぎました。その反響の大きさから、11月12日放送の音楽番組『うたコン』でも生披露され、NHKホールから「AI美空ひばり」の歌声が全国に届けられました。14日には 『第70回NHK紅白歌合戦』 の出場者発表会見で「美空ひばり、紅白で復活」企画も発表となり、令和初の紅白のステージに美空ひばりが登場することも明らかになっています。