近畿エリアの在来線終電時刻見直し検討@JR西日本
10月
24日
終電後に線路などの保守にあたる作業員が不足しており、作業時間を拡大した上で、休日を取得しやすい労働環境を整えることが不可欠だと判断した模様。JR西によりますと、近畿エリアの在来線では毎日100カ所以上で約1500人が保守作業に従事。一方、土日や深夜の作業が敬遠され、作業員が近年大幅に減少しているといいます。
終電の前倒しに踏み切る背景には、深夜帯の利用が、働き方改革などの影響で減少していることがありまう。三ノ宮駅の午前0時台の2018年度利用者数は1日平均約1980人で、13年度に比べて約19%減少したといいます。
三ノ宮駅の場合、平日午前0時台に発車する列車は、現行のダイヤで上り4本、下り10本(上記時刻表)。
JR西は「午前0時以降を基本に、一律にやめるわけではなく、利用具合や乗り換えなどをみながら、利用客の不便にならないよう考える」と説明。利用者への周知や鉄道他社との調整などで、ダイヤの決定には1年以上かかるとしています。