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- 新種の深海魚、「ユウレイコンニャクウオ」@北海道羅臼沖
「ユウレイコンニャクウオ」(画像:アクアマリンふくしま)
いわき市のアクアマリンふくしまは10日、北海道羅臼沖で行った調査で新種のクサウオ科コンニャクウオ属の深海魚を発見したと発表しています。糸状に伸びた胸びれが、手を伸ばした幽霊をイメージさせるため、「ユウレイコンニャクウオ」と名付けられています。
同館は2017(平成29)年9月と2019年4月に、水深500~1080メートルで行った刺し網漁やエビ籠漁で捕まえた体長17.8~22.4センチほどの4個体を発見。その後、京都大の甲斐嘉晃博士と調査し、日本魚類学会の英文誌に新種として公表しました。
「ユウレイコンニャクウオ」は、餌のにおいがすると5センチほどの胸びれを使って、ゆったりとした泳ぎで餌を探します。コンニャクウオの仲間は約150種類いますが、細長い胸びれを持つ種類はほとんどいないといいます。
同館は今後、生態の解明や、生きた個体の展示を目指していくといいます。
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