「ミシシッピワニ」の胃の中から硬貨@東山動植物園
9月
30日
「ミシシッピワニ」は1965年(昭和40年)7月11日に来園し、2011年(平成23年)に長寿表彰(当時46歳)を受け、今年5月に死んだ雄の「ミッピー」「54歳以上)です。解剖の結果、死因は老衰とみられ、硬貨との因果関係はないといいます。
出てきた硬貨は、100円玉4枚、50円玉11枚、10円玉225枚、5円玉90枚、ゲームのコイン6枚。そして胃酸で溶けて原形をとどめていない多数の1円玉と、小石もありました。
「ワニ」は胃の中で食べ物をすりつぶすために小石をのみ込む習性があります。硬貨を小石やえさと間違えてのんだ可能性はありますが、詳しい理由は不明とのこと。
「ミッピー」は来園当初、ガラス張りの水槽で飼育されていましたが、1989年に新たに完成した自然動物館に移されました。同館のワニ池は吹き抜けになっていて、来園者は中央の通路からワニを見下ろせるようになっている。「硬貨やコインをなげないで」と注意書きがあるのですが、ここから投げ込まれたとみられる硬貨が池の底に見受けられるとのことです。