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- 太陽系外からの彗星@「ボリゾフ彗星(C/2019 Q4)」
米航空宇宙局(NASA)は、太陽系の外から来たとみられる彗星が見つかったと発表しています。確認されれば2017年に発見された小天体「オウムアムア」に続いて2例目となります。
8月30日の夜明け前、ウクライナのアマチュア天文学者<ゲナディー・ボリゾフ>氏がクリミア半島にある天文台にて、おかしな方向に進む奇妙な彗星を発見しました。この天体は「ボリゾフ彗星(C/2019 Q4)」と名付けられています。
現在、ボリゾフ彗星は太陽から4億2000万キロ・メートル離れた位置にあり、時速15万キロ・メートルで太陽に接近していますが、速すぎて太陽の引力にはとらえられないことが、天文学者により暫定的に確認されています。つまり、太陽系を通り過ぎる恒星間天体の可能性が極めて高い天体です。 12月7日に太陽に最接近し、地球に最接近するのは12月29日。その距離は、2億9000万キロ以下になるとみられています。
太陽系の外から来た天体には、米ハワイ大のチームが17年10月に発見した「オウムアムア」があります。この時は最接近の時期を過ぎてから発見され、観測できる期間が短かった。今回の彗星は大型望遠鏡を使えば20年10月頃まで観測できるといいます。
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