地球に接近小惑星「2006 QQ23」
8月
5日
小惑星「2006 QQ23」は、そうした天体の中では中程度の大きさで、地球からの距離は約800万キロあり、「ほとんど無害」だといいます。
この大きさの小惑星は、年に6回ほど地球の近くを通過しています。せんだっても、7月25日に 小惑星「2019 OK」 が地球との接近が観測されています。太陽を周回していることが確認された小惑星の中で最も大きいものは直径およそ34キロもあるとか。ただしこれほど大きな小惑星は極めて稀で、(NASA)の近地球物体観測プログラムでは、地球周辺にある直径1キロ以上の小惑星約900個について観測を続けています。
小惑星は小さくなるほど地球に落下する頻度が増えますが、大抵は大気圏に突入して燃え尽きてしまいますが、もしも「2006 QQ23」ほどの小惑星が衝突すれば、大きな被害が出る恐れもあります。しかしそうした事態が起きるのは200~300年に1回程度。(NASA)ではそうした小惑星の追跡を続けており、「2006 QQ23」については1901年~2200年に至るまでの軌道データを追跡してきています。
万が一、地球の安全を脅かすような小惑星が接近した場合、(NASA)は宇宙作戦を展開して軌道を変えさせる計画を立てています。現時点ではそうした天体は確認されていないものの、まだ発見できていない小惑星が存在する可能性も否定できません。