< 2019年7月17日那覇の空(画像:国立天文台) >
月が地球の影に隠され一部だけが欠けて見える「部分月食」が、7月17日(水)の夜明け前、西日本の一部で見られます。今回の月食は、時間帯が明け方なので、月の高度が低く(10°以下)、観測条件はあまり良くありません。
途中で月が沈んでしまうため、部分月食の全行程を見ることはできません。また、近畿より東のエリアでは月食が始まる前に月が沈んでしまうため、欠けた月を見ることはできません。
よく見えるのは沖縄。朝の5時1分にかけ始め、5時45分に半分ほどかけたまま沈んでいきます。福岡では5時過ぎに月の上側から欠け始め、5時18分に20%ほど欠けて沈んでいきます。日の出が5時20分ですから、実際に肉眼で見るのは難しいかもしれません。
このように月食した状態で沈んでいく現象を「月没帯食(げつぼつたいしょく)」といいます。これが見えるのは夜明け近くなので、空が明るくなって見えづらいかもしれませんが、ちょっと早起きして、西側が開けた場所、できれば地平線や水平線が見える場所で見てみてください。
なお、次回の月食は12月26日(木)で、部分月食として全国的に観測が可能です。
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