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神戸:ファルコンの散歩メモ

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<グーグルロゴ>(124)「ウィレム・アイントホーフェン生誕159周年」

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本日の<グーグルロゴ>は、現在の「心電図(ECG/EKG)」を生み出したオランダの生理学者<ウィレム・アイントホーフェン>(1860年5月21日~1927年9月29日)の生誕159周年になります。その功績により、1924年に「ノーベル生理学・医学賞」を受賞しています。

家庭の経済状況の問題もあり、軍医になることを条件に「ユトレヒト大学」の医学部へと進学、眼科医<フランチェスコ・ドンデルス>さんの指導を受け、眼科の分野で学士号、博士号を取得。卒業後、軍医になる予定でしたが、「ライデン大学」の職に空きができたこと、また、<フランチェスコ・ドンデルス>の強い働きかけもあり、1886年、「ライデン大学」の教授となりました。教授となって、喘息などの気管や呼吸器について、そして、自身が専攻していた眼の働きについて研究を行い始めます。

1889年、呼吸器の研究に関する学会に出席した際に、<アウグストゥス・デジレ・ウォーラー>さんの心電図を記録技術に触れました。当時は、心臓から電気(信号)が発せられていることは知られており、それを「心電図」として確認できても、何かの役に立つものだとは思われておらず、<アウグストゥス・デジレ・ウォーラー>さんも、さほど有用なものでは無いと考えていました。

ところが、彼は、この「心電図」を記録することが医学に役に立つのではないかと考えました。<アウグストゥス・デジレ・ウォーラー>さんは、毛細管電流計を使って測定されたものでしたが、彼は独自に改良をし、1903年に、新たな電流計を生み出しました。「弦線電流計」を用いた心電計であり、この心電計を用いて現在の心電図に近い心電波形の写真撮影に成功、同時に現在の「心電図法(ECG/EKG)」を生み出しました。1906年には、様々な疾患により「心電図」に特徴的な違いが出ることを発見。この頃から、様々な学者の研究により、何の役に役に立つのか判らなかった「心電図」が、疾患の診断と治療に有効であることが判りはじめ、心電計の改良も進み、一気に小型化していきます。

1913年には、3つの電極を取りつけ測定する「アイントホーフェンの三角形」の記録法を提案。これらの功績により、1924年に「ノーベル生理学・医学賞」を受賞しました。彼の「心電図」の研究は、20世紀の心臓病学における最大の発見の1つとされています。
#ノーベル賞 #ブログ #誕生日

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