<グーグルロゴ>(123)「ウマル・ハイヤーム生誕971周年」
5月
18日
幼少の頃から、地域で1番の学者と言われていた<イマーム・ムワッファク>さんの元で学びます。彼は優秀で、数学、天文学をはじめとして、医学、語学、歴史、哲学など、多くの学問を修めました。イスラム世界を代表する学者<イブン・スィーナー>(980年~1037年)」さんの影響を受け、彼の業績を更に進化させました。
哲学では、<イブン・スィーナー>さんの思想を引き継ぎ研究を続け、また、数学では、三次方程式の一般解を見出しました。数学の世界では「代数学の父」とも称されています。様々な分野で功績を残していますが、特に知られているのは天文学の分野です。
天文学者として、当時の国王<マリク・シャー1世>の命を受け、「ジャラーリー暦」を作成します。「ジャラーリー暦」は、33年に8回の閏年を置くもので、1年を「365.24219858156日」としました。
現在使われている「グレゴリウス暦」は、「365.2425日」とされており、現在の「太陽年」は、おおよそ「365.24219日」と計算されています。比較してみると、「グレゴリウス暦」よりも正確な数値を記録していたことが判ります。「ジャラーリー暦」は、1079年に制定されましたが、セルジューク朝が衰退すると、「ヒジュラ暦」へと取って代わることになります。