新種「サンリクモズク」@宮城県南三陸町
5月
1日
日本の海には、「オキナワモズク」や「イシモズク」など、様々な種類のモズク類が分布しています。研究チームは、モズク類の遺伝子を幅広く調査。十数年前に宮城県南三陸町で「フトモズク」として採取された標本の遺伝子を解析したところ、別種である可能性が判明。
そこで、宮城県の沿岸で改めてこのモズク類を採取し、DNAの塩基配列や体の構造を詳しく調べました。その結果、「フトモズク」とは別種と判明し、新種の海藻として日本藻類学会英文誌(オンライン版)に論文を発表しています。
「サンリクモズク」は、浅い海の岩の上などに春から夏にかけて生育。いまのところ、三陸地方沿岸の一部地域でしか分布が確認されていません。