<井山裕太>@通算6期目の王座獲得
12月
13日
甲府市の常磐ホテルで打たれた第66期王座戦5番勝負の第5局で挑戦者の<一力遼>八段(21)に186手で白番中押し勝ちし、対戦成績3勝2敗で4期連続、通算6期目の王座を獲得、五冠を維持しています。
<井山>王座は2002年に12歳でプロ入り。2017年10月に2度目の七冠独占を達成し、今年2月に国民栄誉賞を受けています。8月に碁聖、11月に名人のタイトルを連続して失ないましたが、王座防衛で棋聖、本因坊、天元、十段をあわせた五冠を守っています。2009年、20歳4カ月で初の7大タイトルとなる名人を獲得し、現在29歳6カ月。50歳10カ月で42期に到達した<趙治勲>に比べ、驚異的な早さです。
進行中の天元戦5番勝負では、<山下敬吾>九段(40)を相手に2勝2敗で、防衛にあと1勝と迫っています。七大タイトル獲得数の記録更新が懸かる第5局は12月19日、徳島市で打たれます。