トランプ大統領の「ジェンダー(社会的性別)」の定義
10月
23日
ニューヨーク・タイムズが入手したメモによると、米保健福祉省は、政府の助成する教育課程においてジェンダーに基づく差別を禁じた連邦公民権法の下で、法律上の性の定義を規定しようとしている。
保健福祉省の提案するジェンダーの定義は、今年の春ごろに起草され回覧されていた草案によれば、性別とは男性か女性のいずれか一方とされ、「生まれた時または生まれる前に確認された不変の生物学的特徴に基づく」と規定しています。また、「出生証明書の原本に記載された性別は、信頼できる遺伝的証拠による反証がない限り、個人の性別の決定的証拠とみなされる」としています。
保健福祉省は、この定義を教育省、司法省、労働省でも適用し、政府内で統一性を確立するよう呼び掛けているとニューヨーク・タイムズは伝えています。
トランプ政権は性的少数者(LGBTQ)の権利保護を少しずつ後退させる政策を推進している。トランプ大統領は、心と体の性別が一致しないトランスジェンダー(性別越境者)の米軍入隊や同性愛者の就労差別を禁じた法律に否定的で、企業や店舗が宗教的信条に基づき同性カップルへのサービス提供を拒否する権利を擁護しています。
せんだっては <デブラシオ>ニューヨーク市長のコメント を載せたばかりですが、世界的に性的少数者(LGBTQ)の権利が確保されている現状に逆らう政策、ひと悶着ありそうです。