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- ファルコン植物記(1985)<ボタン>(4)【太陽】
<ボタン>は美しさを象徴する植物であり、古くから、さまざまな工芸品や絵画の意匠としても用いられています。また、美しい女性の容姿や立ち居振る舞いが、「立てば芍薬、座れば牡丹…」と形容されてきました。
ボタンは8世紀に、中国から薬用植物として渡来したといわれていますが、その後、観賞用にも栽培されるようになり、江戸時代には数多くの観賞用の園芸品種が生み出されました。しかしながら、江戸時代のボタンの品種は、わずかにその名をとどめるばかりで、現在栽培される品種の多くは、明治以降に作出されたものです。
品種【太陽】は、花姿を見ると納得できる名称で、濃紅色が鮮やかな八重の丸弁の抱え咲きの大輪です。樹勢が強く、切り花や促成栽培にむいており、比較的に入手しやすい品種です。
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