神戸ご当地(519)「有馬山椒」アルカ(味の箱船)に登録
3月
5日
アルカ(Ark of Taste:味の箱船)とは、世界中に存在する地域固有の農水産物や伝統食を守るためのSFIの登録制度で、「食の世界遺産」と言われることもあります。現在、日本では37品目が登録されており、近畿では初めての登録となります。
有馬地域には、料理で山椒を使用する文化が強く根付いており、山椒の花・実・葉・皮の4つの部位を食べる習慣があり、日本料理の中でも、有馬は 「有馬煮」 や「有馬焼」といった山椒を用いた料理の名前に使用されています。「有馬山椒」は、そんな有馬地域に生息する野生の山椒で、一般的に使用されている山椒とは、葉の形状や味、香りが異なります。有馬の家庭では、野生の有馬山椒を使用する伝統が1960年代まで続いていました。
平成21年頃から、この伝統を復活させるため、有馬山椒復活プロジェクトを開始しました。六甲山中で見つけた山椒の木の一部を持ち帰り育生し、北区大沢町で生産拡大を目指しています。平成27年に約40本の試験生産を開始し、今後、生産本数を1,000本まで増やしていく予定です。
ピリリと辛い山椒料理が、もっと一般的になればいいなと、アゲハチョウなどの被害 を受けることなく生産本数の増加に期待したいところです。
投稿日 2017-03-05 15:55
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2017-03-05 17:38
ワオ!と言っているユーザー