『 Hello,CEO.』幸田真音(光文社文庫)
9月
21日
暫くして<早坂>から呼び出され、そこには昔の同僚であるメンバー5人が集まり、既存のカード会社にはない新しい企画でカード会社を立ち上げます。
「エキノックス(EQUNOX」と社名を決め、社長には一番若い<藤崎>が選ばれ、無名の会社として大手自動車メーカーをバックに付けようと模索中、ベンチャーの卵と個人投資家を結びつける事業へと舵取りが変わり、会社は大きな利益を得ていくのですが、設立当初のカード事業は見過ごされていきます。
若い<藤崎>を後押しするように見守っていた<早坂>は、悪性の脳腫瘍が発病、残り少ない人生を背負いながら、若い<藤崎>を応援、悩む<藤崎>は、一大決心をして会社の未来を見据えた大胆な提案を打ち出します。
恋人だと思っていた<りり花>は、設立メンバーの一人と結婚するといい出し、仕事と恋愛を絡めた若き企業家の苦悩を見事に絡めた熱血企業小説としで、面白く読み終えれました。