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神戸:ファルコンの散歩メモ

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  • 『バーにかかってきた電話』東直己(ハヤカワ文庫)

『バーにかかってきた電話』東直己(ハヤカワ文庫)

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『バーにかかってきた電話』東直...
ススキノの便利屋で、30歳の<俺>を主人公とした 『探偵はバーにいる』 に次ぐ2作目が本書です。

馴染のバー<ケラー>で呑んでいた<俺>に、<コンドウキョウコ>と名乗る女から電話があり、「サッポロ音興」の<南>に電話して「8月21日、カリタはどこにいる?」という伝言の依頼が舞い込みます。相手の反応を観察してほしいということで、任務を果たした帰り道、<俺>は地下鉄の線路に落とされ、危うく殺されそうなってしまいます。

<俺>は俄然興味を持ち、<コンドウキョウコ>という依頼人と同姓同名のスナックのママが、地上げにまつわると思われる放火事件に絡み殺されていることを知ります。

亡くなった<近藤京子>の母親を訪ねると、美人の妹<小百合>に心惹かれ、電話の依頼人かなと推測しながら、地上げ事件い絡み、<京子>の実の父親である<霧島敏夫>も、計画的に殺された事件が浮上、<コンドウキョウコ>の依頼とは別に、<俺>はススキノを走り回る羽目に陥ります。

依頼人の素性が判明した時には、すべての事件が終ってしまう意外な結末を迎え、思わぬ展開に驚愕してしまいました。
#コラム #セッセイ #本 #詩 #読書

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