今年の読書(169)『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』七月隆文
12月
30日
楽しいデートを繰り返していくなか、未来を予測するような彼女の言葉を不思議に感じていた<高寿>でしたが、<愛美>から、「この世には隣同士の世界があり、そこでは時間軸が、こちら側とは逆に流れている」との告白を受けます。
<高寿>は15年前の大震災で建物から助け出してくれた35歳の女生との思い出があり、それは15年前のわたしだと<愛美>は説明します。
時間が過ぎれば過去となるこちらの世界と、時間が逆に流れている<愛美>の世界が交錯していきます。
こちらの世界には40日間しか滞在できない決まりのなか、二人の甘く切ない感情が揺れ動くほのぼのとした恋愛小説でした。
投稿日 2015-12-31 09:31
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投稿日 2015-12-31 09:39
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投稿日 2015-12-31 09:36
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投稿日 2015-12-31 09:41
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