ファルコン昆虫記(743)【コガタスズメバチ】の巣
10月
7日
見つけたときには上の写真の状態でしたが、少し近づきますと下の写真のように警戒体制を敷き、巣穴から<働き蜂>が出てきましたので、近づくのを止めにしました。
「キイロスズメバチ」 の巣に似ていますが、本種の方が表面のウロコ模様が太くてはっきりとしています。
営巣場所は樹の枝や家屋の軒下などの開放的な場所を選び、巣は外皮に覆われた球形状で、<女王蜂>が単独で巣作りをしている時期には徳利やフラスコを逆さにしたような形をしています。この形状は、巣内の保温と外敵からの侵入防止のたまだと考えられています。
最盛期には巣の大きさもタテ30センチ、ヨコ25センチほどの大きさになり、巣盤数は2~5層、育房数は1000に達します。