ファルコン昆虫記(514)緑色の長い脚【ハナグモ】
8月
31日
眼は2列8眼あり、側眼が大きく発達し、頭部の側面の盛り上がった位置についています。
4対の脚は、前3対が前を向き、残りの1対は後ろを向いている特徴があり、この脚を張った姿が「蟹」に似ているので、カニグモ科と和名がつけられています。
動作は割とゆっくりとしていて、その名の通り花の近くや低い草の上で虫を待ち構え、発達した前2対の長い脚で虫を捕獲します。
オスは頭胸部および脚は赤褐色で、腹部の中央付近が緑色をしていますが、メスでは頭胸部および脚は緑色で腹部は白っぽく、写真の【ハナグモ】は全身が緑色でまだ幼体のようです。