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今年の読書(150)『インターセックス』帚木蓬生(集英社文庫)

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今年の読書(150)『インター...
才能豊かな産婦人科医<岸川卓也>は、病院経営の裏側で男性の妊娠実験や妊娠中絶した胎児の臓器の培養を行い、各種臓器の移植手術を行っている医療問題の世界を描いたのが前作 『エンブリオ』 でした。
今回の『インターセックス』は、その5年後の続編となります。

市立病院に勤める<秋野翔子>は34歳、縁あって<岸川>の経営する「サンビーチ病院」に産婦人科医として転勤します。

性同一性障害者の性転換手術や、染色体異常により性器の不具合で、男とも女でもない<インターセックス(性分化疾患)>の患者たちの社会状況や医療現場の実態を克明に描きながら、5年前に起こった自分の友人を含めた不可解な死亡事故の謎を解くミステリー仕立ての構成は、読んでいて飽きない610ページでした。

この一冊だけでも十分に楽しめますが、興味ある方はぜひ『エンブリオ』(集英社文庫本では上下2冊)から読まれることをお勧めします。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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birdy
birdyさんからコメント
投稿日 2013-12-12 18:54

150冊!!!
到達しましたね。
2.4日に1冊ですか!
ハイスピード!
年内まだ5冊くらいは読めそうですね。

ワオ!と言っているユーザー

ファルコン
ファルコンさんからコメント
投稿日 2013-12-13 05:30

文庫本といえども、結構たまりますので、そろそろまた相方の小言が聞こえてきそうです。
わたしのブログを読んで、読みたいという酒呑み友達には、「どうぞどう」と差し上げています・・・。 (笑)

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