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- 今年の読書(148)『現代版 魔女の鉄槌』苫米地英人(フォレスト出版)
インターネット、ツィッターやフェイスブックといったソシャールネットワークの時代ですが、著者はこの現象を15世紀に出版された『魔女の鉄槌』のなぞらえて、現在の情報社会のシステムに警告を与えています。
多くの情報がまったく検証されないままに、<真実>だと受け取る状況が生み出され、わたしたちの脳は思考停止状態になり、<他人によって作られた世界>が強化されていることに危惧を感じなければいけないと諭しています。
マスコミや政府発表の類の情報を正しく判断する基準として、お金を儲けたい、お金がほしい、という価値基準をなくし、発信された状況を分析するとよいと著者は述べています。
権力者(国家・マスコミ・企業)は、この情報操作をうまく操作し、何も考えない人間を作り出し洗脳している現状に、改めて情報の受信者としての意識改革が必要だと感じさせくれる一冊でした。
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