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神戸:ファルコンの散歩メモ

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今年の読書(97)『ヒトリシズカ』誉田哲也(双葉文庫)

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今年の読書(97)『ヒトリシズ...
文庫本の表紙にも描かれていますが、ブラシ状の小さな白い花を咲かせる「ヒトリシズカ」は、その可憐さから<静御前>になぞらえて名がつけられています。
本編の登場人物として重要な役割を果たす<伊藤静加>の、引きずられてゆく数奇な運命の象徴として、読み進むにつれてタイトルの『ヒトリシズカ』の意味合いが浮きあがってきます。

短篇6篇からなる構成ですが、連作小説として話が引き継がれていき、どのような結末に至るのか、最後まで目が離せませんでした。

住宅街のアパートで、男が押し入ってきた別の男に射殺される事件が発生、現場近くの交番に勤務する巡査<木崎>が現場に急行すると、先輩の<大村>が既に現場にいたところから物語は始まります。
捜査が進むにつれて容疑者が特定されますが、死因の銃痕あとに疑問を感じ釈然としないまま<木崎>は、この事件の捜査から離れるのですが、その裏側では過去に大きな傷を持つ一人の少女の存在があることなど、予測できません。

一人の少女として<伊東静加>は13歳で家出をし、その後16年間に渡る逃亡生活を行いながら、驚くラストの結末まで一気に読ませる一冊でした。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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birdy
birdyさんからコメント
投稿日 2013-08-02 08:45

誉田哲也、人気ですよねぇ。
ストロベリーナイトのシリーズ、大好きでした。
もうないのでしょうか?

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ファルコン
ファルコンさんからコメント
投稿日 2013-08-02 09:13

姫川シリーズ、今のところ新作は出ていないようですね。
幅広いファン層を確保のためには、新しい分野での挑戦が必要になってくるんでしょうねぇ。

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エメラルド
エメラルドさんからコメント
投稿日 2013-08-04 07:18

これも面白そうですね~!メモメモ!

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ファルコン
ファルコンさんからコメント
投稿日 2013-08-04 16:34

一応は警察小説の範疇に入るとおもいますが、一人の少女の数奇な人生という、得意な形式の物語になっています。
なかなかとちゅうでやめれない、連作短編集でした。

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