「1ドル=154円59銭~154円61銭」(11月14日)
11月
14日
14日の東京外国為替市場で、円相場は5営業日ぶりに反発でした。17時時点は前日の同時点に比べ6銭の円高・ドル安の「1ドル=154円65〜66銭」でした。「つなぎ予算案」が成立せず、閉鎖していた米連邦政府機関が13日から活動を再開しました。これまで政府閉鎖の解除をにらんで円安・ドル高が進んでいたため、実際の活動再開を受けて持ち高を調整するための円買い・ドル売りが入りました。
ブルームバーグ通信によると、米国家経済会議(NEC)の<ハセット委員長>は13日に出演した米FOXニュースの番組で、政府閉鎖の影響で発表が延期されていた10月の米雇用統計は失業率を含まない形で公表されると明らかにしました。データが不完全な状態で公表されると米経済の実態を把握しづらくなるとの見方も主要通貨に対するドル売りを促しています。
円相場は9時すぎに「1ドル=154円74銭」近辺まで下げる場面もありました。13日には米クリーブランド連銀の<ハマック総裁>がインフレ抑制のために引き締め的な金融政策を維持する必要があるとの考えを示しています。米連邦準備理事会(FRB)高官から利下げに慎重な声が増えつつあり、市場では12月の追加利下げを織り込む動きが後退して円売り・ドル買いが出ています。









