「1ドル=154円19銭~154円20銭」(11月11日)
11月
11日
11日の東京外国為替市場で、円相場は続落でした。17時時点では前日の同時点に比べ15銭の円安・ドル高の「1ドル=154円19〜20銭」で推移しています。
米連邦政府機関の一部閉鎖が解除され、米景気の下振れリスクは後退するとの見方が広がりました。円やユーロなど主要通貨に対してドルを買う動きが優勢となり、円相場は一時「1ドル=154円49銭」近辺と2月中旬以来およそ9カ月ぶりの安値をつけています。
10日、米連邦議会上院は政府閉鎖終了に向けた「つなぎ予算案」を可決しました。近く下院も通過するとみられ、<トランプ米大統領>の署名で成立すれば政府機関は稼働を再開します。政府閉鎖の解除によって米景気鈍化は避けられるとの見方から前日に米長期金利が上昇し、円売り・ドル買いを後押ししています。東京市場では輸入企業など国内実需筋の円売り・ドル買い観測も相場を下押ししました。
もっとも、円相場の下値を探る動きは限られました。11日の東京株式市場では前日の米株高を受けて上昇していた日経平均株価が午後に入ると下げに転じています。株価が伸び悩んだのにつれて「低リスク通貨」とされる円には利益確定や持ち高調整を目的とした買い戻しが増えて相場を下支えしました。









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