「1ドル=158円84銭~158円85銭」
5月
18日
18日早朝の東京外国為替市場で、円相場は下落しています。8時30分時点は「1ドル=158円84〜86銭」と前週末17時時点と比べて40銭の円安・ドル高でした。一時「1ドル=158円87銭」近辺と、日本政府・日銀が円買いの為替介入を実施したとみられる(4月30日)以来、約2週間ぶりの安値を付けています。
米利上げ観測の高まりが意識され、日米金利差が開いた状態が続くとの思惑から円売り・ドル買いが出ているようです。原油価格の高止まりで、日本の貿易収支が悪化するとの見方も円の重荷となっています。
前週発表の4月の米消費者物価指数(CPI)や4月の米卸売物価指数(PPI)が市場予想以上の結果となり、インフレの加速を示しました。15日発表の4月の米鉱工業生産指数や5月のニューヨーク連銀の製造業景況指数は米経済の底堅さを示し、米連邦準備理事会(FRB)が年内にも利上げに転じるとの見方がつよまりました。15日の米長期金利が一時(4.60%)と約1年ぶりの高水準を付け、日米金利差を意識した円売り・ドル買いが出ています。
米国とイランの戦闘終結に向けた交渉が停滞し、原油価格が高止まりしていることも円相場の重荷となりました。15日まで開かれた米中首脳会談では、両国が具体的な対策を発表するには至りませんでした。ホルムズ海峡の事実上の封鎖が長期化するとの見方が広がっており、日本時間18日早朝の取引でニューヨーク原油先物相場は一時「1バレル=107ドル台」まで上昇。エネルギーの大半を輸入に頼る日本の交易条件が悪化するとの見方が根強くあります。








田中 久史