「1ドル=155円13銭~155円24銭」
12月
4日
3日のニューヨーク外国為替市場で円相場は反発し、前日比70銭円高・ドル安の「1ドル=155円15〜25銭」で取引を終えています。円の高値は「1ドル=155円01銭」、安値は「1ドル=155円60銭」でした。同日発表の米雇用関連指標が米国の労働市場の減速を示しました。米連邦準備理事会(FRB)が、9〜10日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げに動くとの観測が高まり、円買い・ドル売りが広がりました。
3日発表の11月のADP全米雇用リポートでは非農業部門の雇用者数(政府部門除く)は前月比3万2000人減と市場予想(4万人増)に反して減少でした。米サプライマネジメン(ISM)が発表しました11月のサービス業景況感指数は(52.6)と、市場予想(52.5)をわずかに上回りましたが、個別項目では「雇用」が(48.9)と、好不況の分かれ目とされる(50)を6カ月連続で下回りました。
米雇用の減速が明らかになったことで、市場では(FRB)が来週にも利下げするとの見方がさらに強まり、米債券市場では長期金利の指標である10年債利回りが低下(債券価格は上昇)し、円買い・ドル売りを促しました。










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田中 久史