大相撲九月場所@東京・両国国技館
9月
13日
大相撲九月場所(秋場所)が、明日9月14日に東京・両国国技館で初日を迎えます。
先場所13勝2敗で初優勝しました東前頭十五枚目の<琴勝峰>は、東前頭五枚目です。
7月の名古屋場所で、新入幕から3場所連続となる11勝&三賞受賞の<安青錦>(21・安治川)が小結に昇進し、1958年(章33年)の年6場所制以降では史上最速となる、初土俵から所要12場所での新三役となりました(付け出しを除く)。従来の記録は元大関<小錦>、元横綱<朝青龍>、元大関<琴欧州>の所要14場所でしたが、これを2場所更新しての最速新三役となりました。
また、ウクライナ出身としても、<安治川親方>(元関脇安美錦)が創設の部屋としても初の三役昇進を果たしています。東前頭筆頭で臨んだ名古屋場所では、千秋楽まで優勝の可能性を残しましたが、前頭<琴勝峰>に及ばず優勝次点。それでも春場所、夏場所の敢闘賞に続き、初の技能賞を獲得しています。3日目には、横綱<豊昇龍>から初の《金星》を獲得していました。
同じく名古屋場所で11勝4敗の優勝次点だった、横綱2場所目の<大の里>(25・二所ノ関)が、初めて東の正位に就いています。先場所5日目から左足親指を痛めて途中休場でした、横綱4場所目の<豊昇龍>は、初めて西横綱となっています。ともに、横綱として初優勝を目指す場所となり、唯一の大関<琴桜>は東に就きました。
先場所は3人いました関脇が1人減り、小結とともに2人ずつとなっています。東関脇は今場所が大関とりの<若隆景>です。大関昇進目安は「三役で3場所33勝」とされ、<若隆景>は小結の夏場所で12勝、関脇の名古屋場所で10勝と、大関候補として臨む場所になります。西は3場所連続関脇の<霧島>です。小結は、西の<安青錦>に対して東は<高安>です。先場所、小結で10勝した<高安>は、大関返り咲きに向けて、足場固めの場所となります。
再入幕は、西十五枚目<湘南乃海>、東十六枚目<友風>、西十六枚目<錦木>、東十七枚目<竜電>の4人です。
新入幕は、西十七枚目<日翔志>(28・追手風)の1人です。