「1ドル=154円57銭~154円59銭」
11月
17日
17日早朝の東京外国為替市場で、円相場は上昇しています。8時30分時点は「1ドル=154円58〜59銭」と前週末17時時点と比べて9銭の円高・ドル安でした。
14日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価が下げ、「低リスク通貨」とされる円には買いが優勢となっています。米政府機関の活動再開をにらんで円安・ドル高が進んでいたため、持ち高調整を目的とした円買い・ドル売りも入っているようです。
もっとも、円相場の上値は限られ、政府が近く策定する経済対策の規模について財務省は17兆円台にする方向で調整に入ったと報じられています。16日には<高市早苗首相>との協議後、<片山さつき財務相>が経済対策について「規模的には(17兆円より)大きくなる」とも説明。<高市政権>の拡張的な財政政策への警戒が円売りを促しています。
内閣府が17日発表しました7〜9月期の実質国内総生産(GDP)速報値は前期比年率(1.8%減)でした。6四半期ぶりのマイナス成長となったものの、市場予想(2.4%減)ほどは悪化しませんでした。法改正に伴う駆け込み需要の反動で住宅投資が落ち込むなど特殊要因が成長率を押し下げており、今のところ円相場の反応は限られています。







