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中国製EVを使うWaymoの選択は間違っている

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中国製EVを使うWaymoの選択は間違っている
 
今朝、病院の近くで新しいWaymoの車を見かけました。これまでWaymoといえば、Jaguar I-PACEをベースにした車両という印象がありました。しかし、新しい車両は中国のZeekr製EVをベースにしていると言われています。
 
私は、このWaymoの選択は間違っていると思います。
 
理由は、単に中国製だから嫌だという話ではありません。ロボタクシーは普通の車ではないからです。支払いが発生する以上、誰が、いつ、どこから乗り、どこへ行ったのかという情報は必ず記録されます。さらに自動運転車には、カメラ、センサー、GPS、通信機能が搭載されています。つまり、車内だけでなく、走行中の街の情報も集めることができます。
 
もしその車が病院、企業、軍事施設、政府機関などに人を送迎すれば、周囲の車、ナンバープレート、人の動き、出入口の様子まで記録される可能性があります。これは単なる交通データではありません。集め方によっては、安全保障上の情報にもなり得ます。
 
WaymoやAlphabetが「情報は適切に管理している」と説明しても、利用者や一般市民がそれを完全に確認することはできません。まして車体が中国製である以上、中国企業や中国共産党の影響を完全に排除できるという保証もありません。
 
また、Alphabetは個人情報や行動データを活用して巨大なビジネスを築いてきた企業です。その会社が、中国製EVを使って、街中を走るデータ収集型のロボタクシーを展開することに、私は強い違和感を覚えます。
 
便利さやコスト削減は大切です。しかし、ロボタクシーにおいて最も大切なのは信頼です。誰が車を作り、誰がデータを管理し、その情報がどこへ行くのか。その透明性がなければ、安心して乗ることはできません。
 
Waymoは技術的には進んでいるのかもしれません。しかし、中国製EVをロボタクシーに使うという判断は、コストを優先しすぎた危険な選択だと思います。便利さの前に、安全保障と個人情報の保護を考えるべきです。
 
 










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スーパーコンピューターを95%安く作る方法

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スーパーコンピューターを95%...
スーパーコンピューターを95%安く作る方法
これは「発想を変える」ことの面白い実例です。
 
2010年、米国空軍研究所(AFRL)は「Condor Cluster」と呼ばれるスーパーコンピューターを開発しました。しかし、高価な専用コンピューターだけを使ったわけではありません。なんと約1,700台のSony PlayStation 3を利用したのです。
 
このアイデアを進めた研究者の一人が、AFRLのRichard Linderman博士でした。
 
当時のPlayStation 3には、Sony、IBM、東芝が共同開発した高性能なCellプロセッサーが搭載されていました。本来はゲーム用ですが、多くの計算を同時に処理する並列計算にも優れていました。
 
研究チームは、まず少数のPlayStation 3を接続して実験。それがうまくいったため規模を拡大し、Condor Clusterを完成させました。
 
建設費は約200万ドル。当時、同等クラスのシステムを従来の方法で構築すれば数千万ドルかかるとされ、大幅なコスト削減を実現しました。条件によっては約95%の削減です。
 
この話の本質はPlayStationではありません。
 
同じものを少し安く買うことだけがコスト削減ではないのです。
 
「同じ目的を、まったく違う方法で達成できないか?」
 
その発想こそが、イノベーションなのだと思います。
 
 










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作る技術と、直す技術

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作る技術と、直す技術...
作る技術と、直す技術

新しいものを作る技術は大切です。しかし、それと同じくらい、壊れた部分を見つけて直す技術も重要だと思います。
 
どれほど時間をかけて作っても、完璧なものはありません。長く使えば不具合が起こり、利用する人や環境が変われば、当初は想定していなかった問題も出てきます。
 
大切なのは、壊れないものを作ろうとするだけではなく、壊れたときに直せるようにしておくことです。原因を調べ、必要な部分だけを修理し、以前より良い状態にする。その積み重ねが、製品やサービスを成長させます。
 
これはシステムや機械だけの話ではありません。会社の仕組み、人間関係、そして自分自身にも同じことが言えます。
 
本当の技術力とは、新しいものを作る力だけではありません。問題から逃げず、壊れたものを直し、改善しながら使い続ける力でもあるのです。
 
 










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内倉憲一 ニュースレター Vol. 404 英語で伝える、日本の言葉と心

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内倉憲一 ニュースレター Vol. 404 のサムネイル... 内倉憲一 ニュースレター Vol. 404 のサムネイル

英語で伝える、日本の言葉と心

海外で生活していると、日本についてもっと深く知りたいと思っている方が、想像以上に多いことに気づきます。寿司、ラーメン、アニメ、桜、富士山、京都の寺社などは、すでに世界中でよく知られています。しかし、海外の方が関心を持っているのは、観光や食べ物だけではありません。日本人はなぜ時間を大切にするのか。なぜ周囲との調和を重んじるのか。なぜ物を簡単に捨てず、「もったいない」と言うのか。日本の暮らしや仕事の背景にある考え方を知りたいと思われているのです。

私は英語のブログで、日本の言葉、格言、風習、歴史、そして日常の中にある日本人の考え方について書いています。英語にすると、一語では十分に説明できない日本語が数多くあります。

たとえば、「お互い様」という言葉には、誰も一人だけで生きているわけではないという気持ちが含まれています。困ったときには助け合い、いつか立場が変われば自分も助けてもらうかもしれない。そのような相互の理解があります。「急がば回れ」は、急いで結果を求めるよりも、確実な道を選ぶほうが、結果として早く目的に着くことがあるという教えです。これは現代のビジネスにも通じる考え方です。

また、「粋」「義理」「人情」「空気を読む」「諦める」といった言葉も、単純に英訳するだけでは本来の意味が伝わりません。言葉が生まれた背景や、今の日本でどのように使われているかを紹介すると、海外の読者から多くのコメントをいただきます。日本では当たり前と思っていたことが、海外の方には新鮮な発見となり、自分の仕事や人間関係を考えるヒントにもなるようです。

もちろん、日本人が皆同じ考えを持っているわけではありません。地域や世代、個人によって価値観は異なります。それでも日本語の中には、長い時間をかけて受け継がれてきた知恵と、人との関係を大切にする心があります。

これからも英語を通して、日本の言葉と心を海外に伝えていきたいと思います。それが日本への理解を深め、国や文化を越えた会話のきっかけになれば、これほど嬉しいことはありません。

英語ブログはこちらです。
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同じものを頼まない日本人

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同じものを頼まない日本人...
同じものを頼まない日本人
 
日本で食事をすると、二人が同じものを注文することは意外と少ないように思います。せっかく二人で来たのだから、一人は魚、一人は肉、もう一品はサラダや揚げ物というように、違うものを頼んで少しずつ分け合います。
 
日本には「取り分ける」文化があります。一つの料理をみんなで少しずつ食べることで、いろいろな味を楽しむことができます。これは単に量の問題ではなく、食事そのものを共有する感覚なのだと思います。
 
海外、特にアメリカでは、一人ひとりが自分の料理を注文し、自分の皿を食べるスタイルが一般的です。そのため、日本人が料理を分け合う姿は、海外の人から見ると少し不思議に見えるかもしれません。
 
逆に日本人から見ると、海外の大きな一皿料理を一人で食べるスタイルに驚くことがあります。「同じ味をこんなにたくさん食べられるのか」「少しずついろいろ食べたくならないのか」と思ってしまうのです。
 
どちらが良い悪いではありません。海外では「自分が選んだ一皿を楽しむ」。日本では「いろいろなものを少しずつ楽しむ」。食文化の違いは、人との距離感や食事の楽しみ方の違いでもあります。
 
日本の取り分け文化には、分け合うことで場を楽しむ、日本らしい温かさがあると思います。
 
 










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適材適所――AIも同じ

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適材適所――AIも同じ...
適材適所――AIも同じ

「適材適所」とは、人の能力や個性を見極め、その人に最も適した仕事や役割を任せることです。優秀な人を集めるだけでは、必ずしも強い組織にはなりません。それぞれの得意分野を理解し、力を発揮できる場所に配置して初めて、組織全体の力が高まります。
 
これはAIにも同じことが言えます。
 
最近は「AI」という言葉ですべてをひとまとめにしがちですが、AIにもそれぞれ得意なことと不得意なことがあります。文章を書くAI、画像を作るAI、数字を分析するAI、翻訳をするAI、プログラムを書くAIなど、目的によって選ぶべきAIは異なります。一つのAIにすべてを任せるのではなく、仕事の内容に応じて使い分けることが重要です。
 
また、AIが得意だからといって、仕事のすべてをAIに任せてよいわけではありません。大量の情報を整理したり、アイデアを出したり、文章の下書きを作ったりすることはAIの得意分野です。しかし、最終的な判断、責任、相手への配慮、会社としての方針を決めることは、人間が担うべき役割です。
 
特に、お客様の情報や社内の機密情報を扱う場合には注意が必要です。便利だからという理由だけで、内容を確認せずに外部のAIへ入力してはいけません。AIを選ぶ際には、性能だけでなく、安全性、情報の管理方法、利用目的まで考える必要があります。
 
適材適所とは、単に「一番優れたものを使う」という意味ではありません。その仕事に最も適した人や道具を選び、それぞれの長所を組み合わせるという考え方です。
 
AIは人間に代わる万能な存在ではなく、人間の能力を広げるための道具です。人に適材適所があるように、AIにも適材適所があります。何をAIに任せ、何を人間が判断するのか。その役割を正しく決めることが、これからのAI活用で最も大切なのではないでしょうか。
 
 
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ヒラメとカレイに見る、日本とアメリカの食文化の違い

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ヒラメとカレイに見る、日本とア...
ヒラメとカレイに見る、日本とアメリカの食文化の違い

日本では、ヒラメとカレイは別の魚として扱われます。ヒラメは刺身や寿司などの高級魚として、カレイは煮付けや唐揚げなどの家庭料理として親しまれています。
 
一方、アメリカでは、日本ほど細かく区別されず、どちらも広く「flounder」と呼ばれることがあります。料理もフライ、グリル、ムニエルなどが中心で、魚の種類よりも、切り身の大きさや調理方法が重視される傾向があります。大型の種類は「halibut」として区別され、高級な魚として扱われます。
 
日本では、魚の種類、旬、産地、部位、鮮度によって食べ方や価値が変わります。アメリカでは、調理しやすさ、価格、骨の少なさなどが商品選びの重要な基準になります。
 
ヒラメとカレイの呼び分けは、単なる言葉の違いではありません。食材を細かく分類して味わう日本と、実用性を重視するアメリカ。それぞれの食文化の特徴が表れているのです。
 
 










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日本を含めにし、太平洋に米国の空母がいない

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日本を含めにし、太平洋に米国の...
日本を守るうえで重要な役割を担う米国第7艦隊。その象徴が、横須賀を母港とする原子力空母 USS George Washington です。しかし現在、この空母は日本周辺にはいません。中東方面へ展開しているためです。
 
もちろん、第7艦隊に空母が所属しなくなったわけではありません。また、空母がいないから日本を守れないという話でもありません。第7艦隊にはイージス艦、潜水艦、航空戦力があり、日本には自衛隊もあります。
 
しかし空母は、多数の戦闘機を搭載した「動く航空基地」であり、米国の抑止力を象徴する存在です。その空母が中国や台湾に近い西太平洋を離れ、中東に展開していることは注目すべきでしょう。
 
世界各地で緊張が高まれば、米国も限られた戦力をどこに配置するか選択を迫られます。「米国が守ってくれるから大丈夫」ではなく、日本自身がどこまで自国を守る力を持つべきなのか。いま改めて考える必要があるのではないでしょうか。
 
 










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アメリカの会社形態を知っていますか?

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アメリカの会社形態を知っていま...
米国進出を考える日本企業へ — アメリカの会社形態を知っていますか?

日本企業が米国進出を考えるとき、最初に決めなければならないことの一つが「どのような会社を作るか」です。
 
アメリカには、Sole Proprietorship、Partnership、LLC、C-Corp、S-Corp、Nonprofitなど、さまざまな事業形態があります。会社形態によって税金、責任範囲、資金調達、必要な手続きなどが変わるため、単純に「日本の株式会社と同じものを作ればよい」とは限りません。
 
日本企業の米国子会社として特に知っておきたいのが、LLCとC-Corpです。
 
LLC(Limited Liability Company)は、日本語では「有限責任会社」と訳され、日本の合同会社に近いイメージがあります。ただし、日本の合同会社と同じ制度ではありません。LLCは州法によって設立され、税務上は所有者の数や選択によって、パートナーシップや法人など異なる扱いを受けることがあります。また、外国法人がLLCのMember(所有者)になることも一般的には可能です。
 
C-Corp(C Corporation)は、日本の株式会社に比較的近い存在です。会社と株主が明確に分離され、会社自身が納税主体になります。株式による資金調達や将来の投資家参加などを考える場合にも使いやすい形態です。一方、会社の利益に法人税が課され、さらに株主への配当に課税される「二重課税」が生じる場合があります。
 
もう一つよく聞くのがS-Corpです。しかし、日本企業が米国法人を設立するときには注意が必要です。
 
S-Corpは単純な「会社の種類」というより、一定の条件を満たした法人が選択する連邦税法上の扱いです。S-Corpには株主資格の制限があり、非居住外国人や法人などは株主になれません。そのため、日本企業が株主となる米国子会社では通常選択できません。
 
米国進出では、「LLCかC-Corpか」という選択だけでなく、どの州に設立するのか、誰が株主になるのか、どこで実際に事業を行うのか、日本本社との取引をどうするのか、従業員を雇うのかなどを一緒に考える必要があります。
 
アメリカは50州それぞれに会社法や税制があります。
 
だからこそ米国進出では、会社を作ること自体よりも、
 
「米国でどのようにビジネスをするのか」
 
を最初に明確にすることが大切です。
 
 










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原油産出国アメリカなのに、日本より高いガソリン

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原油産出国アメリカなのに、日本... 原油産出国アメリカなのに、日本... 原油産出国アメリカなのに、日本...
原油産出国アメリカなのに、日本より高いガソリン
 
今日、ワシントン州のガソリンスタンドでレギュラーガソリンの価格を見ると、1ガロン $5.349 でした。
 
アメリカの1ガロンは約3.785リットルなので、
 
$5.349 ÷ 3.785 = 約 $1.41/L
 
今日の為替 $1 = 159.14円で換算すると、なんと約225円/Lです。
 
日本より高い。
 
アメリカは世界最大級の原油産出国なのに、なぜこんなに高いのでしょうか。
 
実はワシントン州そのものは原油をほとんど産出していません。州内には5つの製油所があり、全米でも5番目の精製能力を持っていますが、原油はカナダなどからパイプライン、船、鉄道で運ばれてきます。
 
さらに西海岸は、米国南部のような大規模なパイプライン網から離れた独立性の高い市場です。そのため供給に余裕がなく、製油所のトラブルや需要増加の影響も受けやすいとワシントン州も説明しています。
 
そして税金も高い。2026年7月からワシントン州のガソリン税は1ガロン56.5セント。これに連邦税18.4セントが加わります。
 
「アメリカは産油国だからガソリンは安い」とは限りません。
 
少なくとも今のワシントン州では、日本人の感覚で換算すると「ガソリンが高い」と感じる価格になっています。
 
$5.349/gallon = 約225円/L。
 
アメリカに住んでいると、ガロン表示なので気づきにくいのですが、リットルと円に換算してみると、その高さを実感します。
 
 










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