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国連憲章に残る「敵国条項」

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国連憲章に残る「敵国条項」

国連憲章には、「敵国」という言葉が今も残っています。英語では Enemy State。第二次世界大戦中に、国連憲章の署名国のいずれかと敵対していた国を指す表現です。
 
該当する国には、日本、ドイツ、イタリアのほか、ハンガリーやルーマニアなどが含まれます。ハンガリーとルーマニアは、第二次世界大戦中に枢軸国側に立ってソ連と戦いました。ソ連は、国連憲章に署名した国の一つでした。ルーマニアは戦争の途中で連合国側に転じましたが、「署名国のいずれかと敵対していた」という条文の定義には当てはまります。
 
こうした表現は、国連が設立された1945年の戦争直後の状況を反映しています。当時は、再び侵略戦争が起きることを防ぐため、戦後処理の一環として敵国に対する措置を定める必要があると考えられていました。
 
ただし、これは現在の日本やドイツなどを、国連が現実に敵国として扱っているという意味ではありません。日本もドイツも国連加盟国であり、国連の活動に参加しています。敵国条項は時代遅れになったと広く認識され、国連総会も削除を求めてきましたが、憲章の正式な改正は行われていません。
 
それでも、「敵国」という言葉が国際的な基本文書に残っていることは、気になる点です。言葉が残っているからといって、ただちに現在の政策や行動を決めるものではありません。しかし、古い条文が政治的な主張に利用されることはあります。条文が何を意味し、現在の国際社会でどのように扱われているのかを、歴史的な背景と合わせて理解しておくことが大切だと思います。
 
 










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日本人はなぜドイツ車が好きだったのか

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日本人はなぜドイツ車が好きだっ...
日本人はなぜドイツ車が好きだったのか
 
日本人は昔からドイツ車が好きでした。
 
それは、電子制御がすごいからでも、EVだからでも、ナビが便利だからでもありません。日本人が好きだったのは、ドイツ車が持っていた「正確なメカ」でした。
 
メルセデス・ベンツには、重厚さ、安定感、静けさがありました。ドアを閉めた時の音ひとつにも、しっかり作られているという安心感がありました。
BMWには、コーナーリング、ブレーキング、加速感がありました。運転する楽しさを機械として表現していました。
ポルシェには、他とは違う設計思想がありました。なぜこんな形にしたのかと思いながらも、走らせると納得してしまう説得力がありました。
そしてAUDIには、クアトロという技術へのこだわりがありました。
 
日本人は、こういうものが好きだったのです。
 
見えないところまできちんと作る。理屈が通っている。長く使える。機械として美しい。これは、日本人のものづくりに対する感覚とも合っていました。だからドイツ車には、単なる輸入車以上の魅力がありました。
 
でも最近は、少し変わってきたように感じます。
 
車がコンピューター化され、EV化され、画面とソフトウェアの比重が大きくなりました。もちろん、それも時代の流れです。しかし、昔のドイツ車にあった「機械としての正確さ」や「金属の塊を操っている感覚」は、だんだん薄れてきたように思います。
 
便利にはなりました。速くもなりました。燃費や環境性能も良くなりました。
でも、昔のドイツ車に乗った時に感じた、あの安心感、重さ、静けさ、そして機械との対話のような感覚は、少なくなってきたのではないでしょうか。
 
日本人はドイツ車が好きです。
いや、正確に言えば、好きだったのかもしれません。
 
好きだったのは、ブランドではなく、その中にあった職人のような機械づくりだったのです。
 
 










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今日は十五夜。でも満月は明後日

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今日は十五夜。でも満月は明後日...
今日は十五夜。でも満月は明後日

今日、9月25日は日本の「中秋の名月」です。十五夜と聞くと、まん丸の満月を思い浮かべますが、今年の満月は明後日の9月27日。十五夜と満月が二日ずれる、少し珍しい年です。
 
中秋の名月は、旧暦の8月15日の夜の月を指します。一方、満月は月と太陽が地球を挟んで反対方向に並ぶ瞬間で決まります。今年、その瞬間が訪れるのは日本時間の9月27日午前1時49分です。暦の日付と月の動きは、必ずしもぴったり重ならないのですね。
 
子どものころは、十五夜なら月は必ず満月だと思っていました。でも、満月になる前の月を眺めるのも悪くありません。「もう少しで満ちる」と知って見上げると、今夜の月にも違った味わいがあります。
 
今夜は少しだけ足を止めて、空を見上げてみませんか。そして明後日、もう一度月を見る。今年は二度、お月見を楽しめそうです。
 
 










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内倉憲一 ニュースレター Vol. 408 損切りができるかが経営者の評価

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内倉憲一 ニュースレター Vol. 408 のサムネイル... 内倉憲一 ニュースレター Vol. 408 のサムネイル

損切りができるかが経営者の評価

新しい事業やサービスを始めるとき、経営者は成功を信じて時間とお金を投じます。しかし、すべてが計画どおりに進むわけではありません。市場が変わることもあれば、お客様の反応が想定と違うこともあります。そんなときに問われるのは、始めた事業を続ける熱意よりも、やめる決断ができるかどうかです。

「ここまで投資したのだから、もう少し続けよう」その気持ちはよく分かります。私も自分たちが作ったサービスには愛着があります。しかし、過去に使ったお金や時間は、続けても戻ってきません。判断の基準にすべきなのは、これから投じる人員と資金が、お客様と会社の将来にどれだけ役立つかです。

損切りは、失敗を認めることでもあります。だからこそ難しい。特に自分が提案し、社員に協力してもらった事業なら、なおさらです。それでも、経営者の面子を守るために事業を続ければ、その負担は社員やお客様にも及びます。続ける理由が「いつか良くなるはず」だけになったときは、数字と現場の声をもう一度見直す必要があります。

もちろん、一時的に成果が出ないだけで、すぐに撤退すべきではありません。改善する余地、期限、追加投資の上限を決め、そこまでは責任を持って取り組む。その上で期待した結果が得られなければ、終了を決める。続けるにもやめるにも、明確な判断が必要です。

事業を終えても、そこで得た技術や経験、顧客への理解まで失うわけではありません。それらを次のサービスに生かせれば、投資は別の形で会社に残ります。

経営者は、始めた事業の数だけで評価されるものではないと思います。限られた資源をどこに使うかを決め、必要なら自分が始めた事業にも区切りをつける。その決断にこそ、経営者の責任が表れます。

 
 
 










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初めて本を出版して、わかったこと

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初めて本を出版して、わかったこ...
初めて本を出版して、わかったこと

9月7日に発売した私の初めての本『88 Japanese Wisdom』が、9月22日の時点で25冊売れました。英語の本ということもあり、売れた本の約6割は米国。残りは日本と、なぜかオランダです。オランダのどなたが読んでくださっているのか、少し気になります。
 
この企画は、「本を出版するビジネスはどうなっているのだろう」という好奇心から始まりました。原稿を書き、編集し、出版して、実際に売れるところまで経験してみると、なかなか面白いものです。
 
Amazonの出版システムを使えば、注文が入ってから本を印刷し、購入者へ発送してくれます。在庫を抱えたり、最初に大量の本を印刷したりする必要はありません。私の場合、主にかかったのは執筆と編集に費やした時間、そしてISBNを取得するための費用です。
 
もちろん、25冊で出版ビジネスを語るにはまだ早いでしょう。それでも、自分の書いたものが米国や日本、そしてオランダの誰かの手に届いたと考えると、うれしくなります。
 
また次の本も書いてみようかな。
 
皆さんも、一度本を書いて「失敗」してみませんか。売れるかどうかはわかりませんが、出版までやってみると、きっと何かが見えてきます。
 
 










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テスラの大型トラックはいくらするのか?

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テスラの大型トラックはいくらす...
テスラの大型トラックはいくらするのか?

テスラといえば乗用車のイメージが強いですが、大型電気トラック「Tesla Semi」もあります。では、このトラックはいくらするのでしょうか。
 
2026年に報じられた顧客向けの見積額では、航続距離の短いモデルが約26万ドル、長距離モデルが約29万〜30万ドルです。日本円で考えると、為替にもよりますが数千万円の買い物です。ただし、テスラは一般向けの固定価格を公表しておらず、実際の購入額は個別の見積もりで決まります。充電設備の費用も別に考える必要があります。
 
車両価格だけを見ると高く感じます。しかし、運送会社にとって大切なのは、購入後に何年も走らせるための費用です。テスラによると、Semiの電力消費量は1マイル当たり約1.7kWh。仮に電気料金を1kWh当たり15セントとすると、電気代は1マイル当たり約26セント、1,000マイルで約255ドルになります。もちろん、実際の料金は契約や充電場所、走行条件によって変わります。
 
運送会社が比較すべきなのは、トラック本体の値段だけではありません。充電設備、整備、積載量、充電中に車を使えない時間まで含めて、ディーゼルトラックと比べる必要があります。
 
Tesla Semiは「安いトラック」ではありません。それでも、毎日決まったルートを長距離走る企業にとっては、電気代と運用方法次第で興味深い選択肢になると思います。問題は、30万ドル近いトラックを何年で回収できるか。そこに、この車の本当の価値が表れるのではないでしょうか。
 
 










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思考は綿密に、行動は迅速に

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思考は綿密に、行動は迅速に...
思考は綿密に、行動は迅速に

「よく考えてから動く」と言います。しかし、考えることに時間をかけすぎて、動く頃には機会を失っていることもあります。
 
私は、思考は綿密に、行動は迅速に、が大切だと思います。
 
何を達成したいのか。どこにリスクがあるのか。失敗した場合、どこまで損失を受け入れられるのか。動く前に、そこはしっかり考えるべきです。しかし、すべての答えが揃うまで待っていては、ビジネスは前に進みません。
 
経営者は、限られた情報で判断しなければならない場面に何度も直面します。考え抜いたうえで決断したら、すぐに動く。そして結果を見て、必要なら修正する。その繰り返しです。
 
「慎重に考える」と「素早く動く」は、矛盾しません。準備を綿密にしておくからこそ、決断した瞬間に動けるのです。
 
完璧な計画を待つより、考えた一歩を踏み出す。その一歩から得た情報が、次の判断をより確かなものにしてくれます。
 
 










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なぜドライブレコーダーは車の標準装備にならないのか?

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なぜドライブレコーダーは車の標...
なぜドライブレコーダーは車の標準装備にならないのか?
 
現在の車には、バックカメラ、自動ブレーキ、車線維持支援など、多くの安全機能が搭載されています。前後左右に複数のカメラを備えた車も珍しくありません。
 
それなのに、事故やトラブルの際に重要な証拠となるドライブレコーダーは、なぜ標準装備にならないのでしょうか。
 
メーカーにとっては、記録装置、保存媒体、ソフトウェア、保証対応などのコストが増えます。また、誰が映像を所有し、どのような場合に利用できるのかというプライバシーの問題もあります。
 
しかし、技術的にできないわけではありません。
 
テスラは、運転支援用の車載カメラをドライブレコーダーとしても活用しています。車種や仕様によりますが、前後左右の映像をUSBメモリーに保存でき、駐車中にはセントリーモードで周囲の異常を記録できます。映像は基本的に車内に保存され、テスラへ自動的に送られるものではありません。
 
つまり、他のメーカーにも同じことができないのではありません。多くの車にはすでに必要なカメラがあります。足りないのは、映像を保存し、所有者が必要なときに利用できる仕組みです。
 
さらに不思議なのは、飛行機です。
 
航空機には、パイロットの会話や警報音を記録するCVRがあります。また、高度、速度、機体の姿勢、エンジンの状態、操縦操作などをFDRが記録します。しかし通常、コックピット内の映像は記録されていません。
 
音声も操作も記録しているのに、なぜ映像だけは記録しないのでしょうか。
 
パイロットのプライバシーや、映像が事故調査以外の目的に利用される懸念などがあります。しかし、映像を一般公開する必要はありません。厳格に管理し、重大事故の調査だけに使用すればよいのです。実際、米国のNTSBは、事故に耐えられる記録装置にコックピット内の映像も含めるよう求めています。
 
車も飛行機も、映像を記録する技術がないのではありません。問題は、メーカーの方針と、それを管理する制度です。
 
事故が起きた後に、証言や憶測だけで議論するより、事実を正確に残すほうが安全につながります。
 
安全とは、事故を防ぐことだけではありません。事故が起きた後に、何が起きたのかを正しく確認できることも、安全の大切な一部ではないでしょうか。
 
 










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政治そのものには興味はありません。

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政治そのものには興味はありませ...
政治そのものには興味はありません。
 
しかし最近、政治がビジネスの自由や成長を妨げる場面が増えてきたように感じます。企業経営にまで政治の影響が及ぶようになれば、「政治には関心がない」と距離を置いているだけでは済みません。
 
政治がビジネスの邪魔をするのであれば、否応なしに声を上げ、行動しなければならない。それは政治家になるためではなく、自分たちの会社、社員、顧客、そして未来を守るためです。
 
政治に関わりたいのではありません。政治に関わらざるを得ない状況になってきたのです。
 
 










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「変わっている」は褒め言葉

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「変わっている」は褒め言葉...
「変わっている」は褒め言葉
他社と同じことをして、他社に勝てるわけがありません。
 
同じ商品を作り、同じ価格で売り、同じ方法で宣伝すれば、最後に残る違いは会社の規模や資金力だけです。それでは、中小企業や新しい会社が大企業に勝つことは難しくなります。
 
ビジネスでは常識が大切だと言われます。しかし、常識ばかりを求めていては、今までになかった商品やサービスは生まれません。新しいアイデアは、最初から誰にでも理解されるものではないからです。
 
「そんなものは必要ない」
 
「今までの方法で十分だ」
 
「少し変わっている」
 
新しいことを始めると、このような言葉を聞くことがあります。しかし、それは必ずしも悪い反応ではありません。誰もがすぐに納得するアイデアなら、すでに誰かが実行している可能性が高いからです。
 
「変わっているね」「変だね」と言われたら、私はそれを褒め言葉として受け取ります。それは、他の人とは違うところに目を向け、違うことを考えている証拠です。
 
もちろん、違っているだけではビジネスにはなりません。その違いが、お客様の問題を解決し、新しい価値を生み出す必要があります。
 
毎日の仕事に追われていると、自分の会社の特徴が見えなくなることがあります。そんなときは、一度立ち止まって、ゆっくり考えてみてはいかがでしょうか。
 
「自分の会社は、他社と何が違うのか」
 
「お客様は、なぜ他社ではなく自社を選んでくださるのか」
 
その答えの中に、会社の本当の強みや、次に生み出すべきサービスのヒントが隠れているかもしれません。
 
常識を知ることは大切です。しかし、常識に縛られる必要はありません。
 
他社と違うことを恐れない。その違いを、お客様にとっての価値に変える。そこから、本当に新しいサービスが生まれるのだと思います。
 
 










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