記事検索

ツナ缶レビュー zu-mix3.0

https://jp.bloguru.com/zumix
  • ハッシュタグ「#伊藤食品」の検索結果11件

フリースペース


■初めての方は、国産ツナ缶の面白いとこをつまみ食いできる #めずらしいツナ缶 がおすすめです。
ゴースト「ツナ缶にしき」にご用の方は、←からどうぞ。

 おしらせ
 ・zu-mix3.0自家通販でツナ缶解説本を手売りしています。クレカ対応。
 ツナ缶レビューに大ボリュームの解説を交えた「ツナ缶の本 The Unlimited」が人気です。

(もらいもの)229缶 極洋(キョクヨー)まぐろ油漬(チャンクタイプ・大きい缶T2号缶)の実食

スレッド
キョクヨー(極洋) まぐろ油漬...

キョクヨー(極洋) まぐろ油漬(チャンク・T2号)
まぐろ油漬けチャンク・準高級品



こんなツナ缶です



おねだん
(もらいもののツナ缶です)
魚の種類
マグロ(ライトミート)
液汁の種類
油漬け(濃い目のサラダ油)
身のほぐし方
ゴロゴロ肉

おすすめの食べ方
とにかく加熱系の料理に適
量の多さはメリットにもデメリットにも




極洋の旗を冠する入手困難なツナ缶



 極洋のツナ缶は圧倒的に輸入品が有名だが、国産品も幾つかある。ライトツナ国内詰(No.39)青いやつ(No.132)あたりがそれで、極洋も国産品作ってるんだなあという印象で覚えていた。
そんな中、フォロワーの入手報告から存在が明らかになったツナ缶がコレである。なんとT2号缶でチャンクタイプという、シーチキンL(チャンク)似たスペックを持っている。紙巻ラベルなのもあって、見た目の高級感はこちらの方が上だろう。

 上記のいきさつから、フォロワーから分けてもらった個体を実食する。2022.5製。伊藤食品OEM。


缶を開けたところ・味



  
 大きな身が入っている。かたまり状の肉も見られる。
下味が強くついていて、想像以上にしょっぱい。身の大きさを活かして炒め物に活躍しそう。
 T2号缶の例にもれずボリュームがすさまじいので、2~3人前程度の食事に投入しよう。

 ……なお、ツナ缶を提供してくださったフォロワーにはツナ缶とみかん缶を贈呈した。ツナ缶はモンマルシェのめったに見ないやつである。こちらについても後日レビューの予定。予定?
 

☆各種評価



・グレード ★★★★☆ 3.7 
・価格   【N/A】 #もらいもの
・味覚評価 ★★★☆☆ 3.3 #下味が強い
・入手性  ☆☆☆☆☆ 0.1 #公式も認めた希少な製品
・原産国  国産


☆スペック



内容量 170g
334kcal/缶 食塩相当量2.2g タンパク質38.9g
原材料 まぐろ(輸入又は国産(5%未満))、大豆油、食塩、野菜エキス/調味料(アミノ酸等)
JAN:4972195020278 製造固有記号YN2C /YC
販売者 株式会社極洋(東京都港区赤坂3-3-5)
(製造所 伊藤食品株式会社(静岡県静岡市清水区幸町2-67)
Tuna canning review No.229


■「ツナ缶スーパーリンク!!」




(No.39)キョクヨーライトツナ国内詰「油漬」(旧製品)

→小さくてフレークになる。国内詰。

青いやつ(No.132)

→小さくて油入り水煮のフレークになる。国内詰。どちらもめったに見つからないツナ缶。

(No.101)あいこちゃんの給食

→これはOEM元の本気。ドリプラで見た。
#めずらしいツナ缶 #チャンク #伊藤食品 #油漬

ワオ!と言っているユーザー

219缶 食塩入りの水煮缶「伊藤食品 あいこちゃん美味しいツナまぐろ水煮」の実食

スレッド
伊藤食品 あいこちゃん 美味し...


伊藤食品 あいこちゃん 美味しいツナ 水煮
まぐろ水煮フレーク・普及品


フレーク状にほぐしたまぐろを、5種の国産野菜とローストオニオン(あめ色たまねぎ)でコク深く仕上げた特製野菜スープで調味しました。油を使用しない水煮のため、カロリーは油漬けの約1/4とヘルシーなツナ缶詰です。




こんなツナ缶です



おねだん
ふつう(100円後半~200円前半)
魚の種類
マグロ(ライトミート)
漁獲状況に応じてキハダ、メバチ等使い分け
液汁の種類
水煮(食塩入り)
身のほぐし方
だいぶ細かいほぐし肉

おすすめの食べ方
そのまま食べても十分いける。あんまボリューム感ないけど。





食塩あり・ピンクのあいこちゃん水煮缶(2021.11実食)



 あいこちゃんブランドで塩入りのマグロ水煮缶。
 しずてつストアで買った記憶がある。Amazonでも常識的な値段で売ってるツナ缶のひとつ。2020.10製造。

☆缶を開けたところ
  
 身は細かい。同社の食塩不使用にくらべ、強烈な下味がある。魚臭さはほとんど目立たない。
 ほんとに下味強いな。自己主張の強さはかもめ屋以上かもしれない。
 
 製品ページの調理例のように、サラダの付け合わせに良いのではないだろうか。そのまま食べても十分食べられるため、油漬缶なみの食塩相当量さえ気にならなければ一考の余地がある。
 納豆に混ぜてみたが、下味が強い割にイマイチ食べてる感じが出なかった。下味の強さは納豆への相性に影響がなく、より身の大きいツナ缶でないと相性が悪いのだと思う。

・グレード ★★★☆☆ 3.1
・価格   ★★★☆☆ 3.2 #166円/缶
・味覚評価 ★★★☆☆ 3.1 
・入手性  ★★★☆☆ 2.8 #実店舗でも取り寄せやすい
・原産国  国産

☆スペック
内容量 70g
46kcal/缶 食塩相当量0.7g タンパク質10.6g
原材料 まぐろ、食塩、野菜ペースト(玉葱、人参、セロリ)、ローストオニオン、野菜エキス(玉葱、人参、キャベツ、食塩)、かぼちゃエキス
JAN:4953009113646(単品)/4953009113751(3缶シュリンク) 製造固有記号なし
製造者 伊藤食品株式会社(静岡県静岡市清水区幸町2-67) 製品ページ
Tuna canning review No.219
#伊藤食品 #水煮

ワオ!と言っているユーザー

67缶 かもめ屋・ライトツナフレーク(食塩不使用) 高価格・高性能な塩抜き水煮缶の実食

スレッド
魚のくさみや、パサつきがなく、... 魚のくさみや、パサつきがなく、まぐろ本来のうま味がギュッと詰まっています。魚の旨味が染み出たスープも捨てずにお使い下さい。

かもめ屋 ライトツナフレーク水煮・食塩不使用
まぐろ水煮フレーク・準高級品


こんなツナ缶です


おねだん
ちょっと高い(250円くらい)
魚の種類
生産状況に応じてキハダマグロ、メバチマグロを併用(ライトミート)
液汁の種類
水煮(食塩を使わず、塩分のない野菜スープのみで調味)
身のほぐし方
やや細かいほぐし肉

おすすめの食べ方
高性能なツナ缶で、サラダやサンドイッチなど冷たい料理にとどまらず、お茶漬けなど温かい料理も好適。
離乳食の適性あり。食塩相当量1缶0.1g。



解説:こだわり炸裂のライトミート塩抜き水煮缶


 かもめ屋は油漬・水煮の二本立でツナ缶を企画するファブレス企業。「美味しくて安心安全」を至上命題としたツナ缶を市場に送り出し、一定のファンを獲得している。本品は6年ほど前の2015年春に取り上げたかもめ屋ライトツナ(水煮)を2017年にリニューアルしたもので、食塩不使用への転換によって介護食や離乳食にたいへん使いやすい製品になった。中身にも缶にもこだわった結果。ライトミート内でぶっちぎりの高価格220円/缶になってしまった。食塩相当量もツナ缶ブログ全百八十数缶の中でぶっちぎり最少の「0.1g」。0.1g入る理由は、マグロの身にある海水の塩分から。
 それでも缶詰に詳しい方ならこの価格でも相当無理をしているということがおわかりいただけるはずだ。ツナ缶ではめっきり見なくなった北海製罐製のアルミ缶胴。台形になる独特なフォルムが特徴的で、ついでに全部アルミ缶で捨てられる。

 伊藤食品のOEM。宝幸の国産ツナ缶もここが作ってる。本品はかもめ屋直売のほか、一部オーガニック食品店や楽天24でも購入できる。製造から二ヵ月ほどの若いロット。
 

☆缶を開けたところ



 身の細かさは旧製品と据え置き。しかし、塩分を抜いた代わりに野菜の下味が強くなった。塩抜きの水煮で食塩相当量0.1gのスペックとは思えないほど液汁に味が付いている。水煮特有のパサパサも控えめ。野菜スープの味が良い意味で個性的。他の水煮缶と一緒に食べると更に個性が際立つ、しょっぱさベースに少々のすっぱさ。パンチが効いてるため、普通の水煮缶と思っていると度肝を抜かれるだろう。だが、確かに塩の味がほとんどしないのだ。それでいて、油漬缶のノリで料理に使うことができるし、温かい料理冷たい料理どちらにも高い適性を発揮する。
 
 ライトミートとしては高価なツナ缶だが、高価な理由をストーリーと味の両方で説明して、消費者を納得させる。リピーターが多いのも納得のツナ缶に仕上がっている。
 
 なお、本品はソレドコに寄稿した「ツナ缶はこんなにも種類がある……! 160種あまりのツナ缶を食べたツナ缶マニアのおすすめツナ缶10選」でも取り上げている。2021スタイルでの再録と相なった。筆者にとってはいろいろと思い入れのあるツナ缶だ。

(この記事は、「ツナ缶の薄い本 zu-mix vol.2(2017.3発行,絶版)」で実食した(No.67)かもめ屋水煮食塩不使用の再録です。希望小売価格や解説のブラッシュアップをおこないましたが、2021年現在も中身や仕様に違いはありません)
 

☆各種評価


・グレード ★★★★☆ 3.8 
・価格   ★★★★☆ 3.7 #220円/缶 直売の値段
・味覚評価 ★★★★☆ 4.5 #かもめ屋水煮に比肩し、別の方向性を示した
・入手性  ★★☆☆☆ 2.0 #楽天24で買えるだけ良心的か
・原産国  国産

☆スペック


内容量 80g
61kcal/缶 食塩相当量0.1g タンパク質13.8g
原材料 まぐろ、野菜スープ
JAN:4992552000095 製造固有記号なし
販売者 (株)かもめ屋(静岡県静岡市清水区草薙2-18-31) 製品ページ
製造所 伊藤食品(株)(静岡県静岡市清水区幸町2-67)
Tuna canning review No.67b

ツナ缶スーパーリンク!


(No.176)ワイルドアルバコア

→ビンナガ水煮との対比。値段は一回り高い。個人的にはかもめ屋のほうが好き。炊き込みご飯にするならワイルドアルバコアすね。

(No.125)パルシステムの水煮・食塩不使用

→他社で似た仕様の競合品で、こちらのほうが安価。パルシステムも決して悪いツナ缶ではないが、ツナ缶としてのスペックが違いすぎる。ユニオンリアルドとユニオンフラッグくらい違う。

(No.135)モンマルシェ水煮ソリッド

→水煮ソリッドはニッチ市場ですね。高けりゃうまいというわけでもなく、400円で4.3点にとどまる。

(No.46b)JF和歌山 まぐろ水煮

→このくらい本格的だとどうにか比肩するか。

(No.18)まぐろ水煮(旧製品)

→2015年の記事。旧製品は食塩を使っていた。缶のデザインが大きく変わり、銀色ベースから水色に大転換したのがわかる。味の解像度をオミットせずに食塩抜いたのは「魔法」としか言いようがない。いわばリミットレギュレーション前のツナ缶がこいつということなので、食塩あってもいい使い方ならばこっちは4.9点付けられる。
#かもめ屋 #めずらしいツナ缶 #ヨドバシドットコムで買えるツナ缶 #伊藤食品 #気合の入ったツナ缶レビュー #水煮

ワオ!と言っているユーザー

181缶 伊藤食品 AIKO-CHAN 美味しいツナ油漬け amazonで買える中では無難なツナ缶12入2千円前後なら妥当な価格

スレッド
フレーク状にほぐしたまぐろを、... フレーク状にほぐしたまぐろを、5種の国産野菜とローストオニオン(あめ色たまねぎ)でコク深く仕上げた特製野菜スープと大豆油に漬け込みました。化学調味料不使用。

伊藤食品 AIKO-CHAN 美味しいツナ油漬け
まぐろ油漬フレーク・普及品

あいこちゃんブランドの定番


 伊藤食品のかかげる「あいこちゃん」の美味しいツナシリーズで、スタンダードな油漬タイプのツナ缶。ハイエンド品に鮪ライトツナ(No.55)がいて、こちらは伊藤食品の設計そのままに日常での使い勝手のよさを普及品で実現、すみ分けられている。

 リニューアル前のツナ油漬け(No.103)からデザインが大きく変わり、JANコードも新しいものが割り振られた。野菜汁に使う野菜が細かく表記されるようになり、消費者にやさしくなった印象。引き続き他社では見ない平たいEOフタを用いる。
 しずてつストア他お高いスーパーでよく見かける。また、まともな値段(12缶2千円くらい)でamazonで買える。amazonでまともな値段の国産品ツナ缶が買える事例はごく限られているため、なにげに貴重。2020.8製。

☆缶を開けたところ


  
 シーチキンLフレークより若干大きい身の細かさ。液汁ひたひた。野菜スープ由来の下味が強く、身はやわらかい。
 フレークのわりによく自己主張しているため、そのまま食べても満足感がある。
 冷たい料理には勿論、チャーハンや焼きそばのにぎやかし要員に適している。いろいろな意味で無難なツナ缶だ。
 
 

☆各種評価


・グレード ★★★☆☆ 3.2 
・価格   ★★★☆☆ 3.0 #165円/缶(12缶入り1980円 amazon)
・味覚評価 ★★★☆☆ 3.4 #身大きい派によし
・入手性  ★☆☆☆☆ 1.5 #一部スーパーのほか、amazonで買える
・原産国  国産

☆スペック
内容量 70g
211kcal/缶 食塩相当量0.7g タンパク質10.6g
原材料 まぐろ、大豆油、食塩、野菜ペースト(玉葱、人参、セロリ)、ローストオニオン、野菜エキス(玉葱、人参、キャベツ、食塩)、かぼちゃエキス
JAN:4953009113669(単品) 製造固有記号/YF
製造者 伊藤食品株式会社(静岡県静岡市清水区幸町2-67) 製品ページ
Tuna canning review No.181

☆「ツナ缶スーパーリンク!」



(No.177)ピリっと辛い美味しいツナ

→カツオに輪切り唐辛子を入れた、よりお酒にあうツナ缶。

(No.49)美味しいツナ水煮・食塩不使用(旧製品)

→兄弟品で水煮塩抜きタイプ。こっちも新製品にアップデートされた。そのうち書くはず。

(No.103)同名のリニューアル前(旧製品)

→文字しか書いてない旧製品からずいぶんスタイリッシュになったと思わない?

(No.101)あいこちゃんの給食 1705g

→24人で食べたらおいしい。12人だとちょっと多いかな。1人は無理。もう無理。
#伊藤食品 #定番のツナ缶 #油漬

ワオ!と言っているユーザー

177缶 ストレートな辛さが効くぞ「伊藤食品・ピリッと辛い美味しいツナ」実食レビュー

スレッド
味わい深いカツオの身をピリッと... 味わい深いカツオの身をピリッと辛みの効いた油漬けにしました。辛みを強くしすぎず、広く好まれるようなあとをひく辛さがくせになるツナ缶詰です。

伊藤食品 ピリッと辛い美味しいツナ
かつお油漬フレーク(唐辛子入り)・普及品

お酒についてくる辛いツナ缶


 百式のツナ缶とサバ缶で有名な伊藤食品が、2018年の缶詰王国静岡で電撃リリースした「唐辛子を主たる調味ベースにした(ピリ辛の)ツナ缶」。ひとくちにピリ辛と言ってもメーカーや原材料によってだいぶ味に幅があり、本品はカツオで価格競争性と食感の個性をもとめたツナ缶といえる。
 製品自体は無難にプロダクトデザインをまとめているが、プロモーションの仕方が独特。発泡酒6缶セットのおまけになっている本品を見てセットを買った、弊ブログにたどり着いた消費者もいると思う。これまでツナ缶の食べ方として提案されながら売り場で対面してこなかったものを「おまけにする」という形でくっつけ、知名度向上と元製品への購買意欲を並立した。見せ方が興味深いツナ缶だ。

 本品単体を直接買うルートは限られている。スーパーではめったに見かけない。 ただし、ヨドバシで3缶セットを買える(2022.12現在527円、1缶175円)から「手に入りやすい」ツナ缶といえる。2020.5製造。

☆缶を開けたところ


  
 身は細かく液汁が多い。身の中が辛く、ストレートな辛味が口に広がる。そのぶん辛さ以外の味の情報量は少ない。
 辛いのが好きな人であれば、既存レシピのツナ缶をコレに置き換え、ツナ料理のレパートリーを増やす…という使い方ができる。「暴君ハバネロを彷彿させるストレートな辛さ」……辛さの情報量が少ないながら頭にすぐ「辛ッ」と伝わるこの感覚は、キムチ鍋や大辛カレーに入れて他の辛味と共演させるのが案外ツウかもしれない。

 なお、個人的には辛さの引っ込んだミヤカン・ピリ辛ツナや、(同系列の)オーシャンプリンセス赤唐辛子ツナが好み。記事下部のツナ缶スーパーリンクで解説している。
 
 

☆各種評価


・グレード ★★★☆☆ 3.0 
・価格   ★★★☆☆ 2.9 #182円/缶
・味覚評価 ★★☆☆☆ 2.5 #辛口と中辛の間
・入手性  ★☆☆☆☆ 1.8 #ヨドバシで買えるのは強い
・原産国  国産

☆スペック
内容量 70g
219kcal/缶 食塩相当量0.7g タンパク質10.1g
原材料 かつお、大豆油、ローストオニオン、食塩、米発酵調味料、にんにくパウダー、野菜エキス、唐辛子、唐辛子ペースト
JAN:4953009113546 製造固有記号/XF
製造者 伊藤食品株式会社(静岡県静岡市清水区幸町2-67) 製品ページ
Tuna canning review No.177

☆「ツナ缶スーパーリンク!」



(No.40)ミヤカン ピリ辛ツナ

→ミヤカンの顔。油漬スタイルのツナ缶に唐辛子をあわせ、補助調味料で味を整えた「ピリ辛系ツナ缶」のモデルケースだ。
情報量を増やして辛さのパワーをおさえたことで、多くの料理に対応。完成度の高さが数多くの派生ツナ缶を生み出した。宮城のツナ缶を語るうえで欠かせない。

(No.136)モンマルシェオーシャンプリンセス国産唐辛子ツナ

→ピリ辛ツナのフォロワー。缶の耳が天地についたF3号缶にビンナガと国産唐辛子を詰め、スペックアップさせたもの。製造は同じミヤカン。辛さの情報量(コクの深さ)はオーシャンプリンセス赤唐辛子≒ピリ辛ツナ>サスナガーリックツナ>伊藤食品ピリッと辛いという順位になる。高級品で辛いツナ缶って少ない印象。

(No.87)サスナ ガーリックツナ

→唐辛子で調味してる点はピリ辛系ツナ缶と同じだが、得られた味はまったく違う。解釈違いってあるじゃん?あれだよあれ。
日本酒なら私はこっちだな。辛さのボリュームはガーリックツナ>伊藤食品ピリッと辛い>ピリ辛ツナという順位になる。これもかなり美味しいので、ツナ缶沼のお供にどうぞ。
#かつお #伊藤食品 #油漬

ワオ!と言っているユーザー

132缶目実はレアモノ キョクヨー(極洋)ライトツナ カロリー1/2 実食レビュー

スレッド
  キョクヨー(極洋) ライト...


  キョクヨー(極洋) ライトツナ カロリー1/2
  まぐろ油入り水煮フレーク・普及品

見た目に反して入手困難なツナ缶


 キョクヨーの名を聞いたことがある、見たことのある読者諸兄は多いと思う。店頭に並んでいるものはタイ産のものが大勢を占め、タイ産でない国内詰のライトツナ(No.39)を取り上げたが、その時寄せられた反響もまた「キョクヨーで国産品があるのか」という驚きの声だった。
 いくつかツナ缶を出しているが悉くタイ産。キョクヨー自社通販のキョクヨーマルシェで取り寄せられる国産ツナ缶は前出ライトツナ国内詰のみ。ツナ缶多様性から取り残されている……
 
 と私は思っていた。実際は違った。
 
 今回取り上げる「ライトツナ カロリー1/2」は、ただ静かに、その青いフォルムを筆者に見せた。
 出先でのツナ缶チェック(ただの趣味)でたまたま見つけ、本能的にカゴへ放り込んでいたのである。
 
 「オイル60%オフ」を標ぼうしており、昨今の健康トレンドを反映し化学調味料も省いた持つ油入り水煮だ。オイルカット量について、小さい文字で「当社製品国内詰ライトツナ80gと比較」と旧製品(現行同製品は70g)の比較になっているのは、お茶目か、同業他社のリサーチを避けるためか、それとも旧製品から現行品に変わる前に本品が発売されていたか。旧製品にあわせ80g換算にすると117kcal。それでも看板通りカロリー1/2は達成できているので問題ないだろう。
 問題は入手性のほうだ。販路はネット実店舗ともに不明、もしくは非常に狭いと予想する。検索して初めて分かったが、ライフの実店舗(一部店舗)か同ネットスーパーでしか調達できないようだ。ライフのネットスーパーに対応してない地域では調達に苦労すると思う。
 
 製造所固有記号は国内詰ライトツナと同じKHKB。同じ記号と原材料の「まぐろ」表記の通り、伊藤食品がOEM製造している。東洋製罐の缶とフタ。2018.9製造。

缶を開けたところ・味


  

 身の細かさは極洋ライトツナ国内詰、伊藤食品の美味しいツナ水煮塩抜きと同じくらい。輸入ツナ缶よりは大きいが、一般的な国産ツナ缶の中では小さい方。
 ご飯に合わせるなら醤油なしでもいける。食塩相当量の割に塩味が効いてるし、ライトツナスーパーノンオイルほどにパサパサしてない。味の素性が良いので、油漬缶をそのままリプレースして料理に投入できると思う。ただ、油の割合上身が固くなりやすいため、火力の強い料理には適さない。
 
 全体的に素性も良く使いやすいツナ缶ではあるが「入手しづらい」のが足を引っ張っている。
 ライフ以外のどこで売ってるか気になるので、「ここでも売ってたぜ」というタレコミを待ちたい。
 

☆各種評価


・グレード ★★★☆☆ 3.1 
・価格   ★★★☆☆ 2.5 #107円/缶(429円/4缶) ライフ
・味覚評価 ★★★★☆ 4.0 #うん、おいしい!
・入手性  ☆☆☆☆☆ 0.2 #販路狭すぎ
・原産国  国産

☆スペック


内容量 70g
103kcal/缶 食塩相当量0.6g タンパク質11.4g
原材料 まぐろ、大豆油、食塩、野菜エキス
JAN:4972195020247(単品)/4972195079702(4缶シュリンク) 製造固有記号/XC KHKB
販売者 株式会社極洋(東京都港区赤坂3-3-5)
(製造所 伊藤食品株式会社(静岡県静岡市清水区幸町2-67)
Tuna canning review No.132

■「ツナ缶スーパーリンク!!」



(No.39)キョクヨーライトツナ国内詰「油漬」(旧製品)

→油漬バージョンの兄弟品。同社タイ産と同じように見てると品質差に驚かされる。これも旧製品は東洋製罐缶/フタだったけど、現行品は缶が変わったっぽい?

(No.110)宝幸のライトツナフレーク油漬

→こっちはOEM先が違う、おとなしい味。そういや極洋も宝幸も国内詰より輸入品のが圧倒的に有名よね。

(No.101)あいこちゃんの給食

→OEM元が本気を出した結果。
#めずらしいツナ缶 #伊藤食品 #油入り水煮

ワオ!と言っているユーザー

宝幸 ライトツナフレークを食べたレビュー

スレッド
宝幸 ライトツナフレーク きは...

宝幸 ライトツナフレーク
きはだ油漬フレーク・普及品

 

驚くほど「普通」のツナ缶


 宝幸というとサバ缶やオリーブオイルツナの存在感が大きいが、普遍的なスペックの油漬缶も存在する。あまりに地味すぎて自社HPにすら出てきていないが、パッケージが練り金色になっているものも、製造と流通が続いている

 国産ツナ缶を俯瞰的に見たとき、このような製品は多い。極洋にも同じようなやつがいる(No.39)し、マルハ(あけぼの)にも同じようなやつがいる。決して歴史の表舞台に立つことはないが、こういった製品はそもそも目立つ必要がない。企業としては「標準品」と呼べる普通のツナ缶はあるに越したことはないだろう。水産企業として大きい所であればなおのこと。
 
 本品は伊藤食品のOEMで、OEM品ながら台湾製の缶が活用されている。これは伊藤食品の自社ブランド(No.103)が発端になったもので、国産缶と同様の品質を担保しつつコストダウンに寄与している。
 製品スペックは特筆点のない標準的な油漬けだ。
 静岡松坂屋の解体ギフト即売会で買った記憶がある。2016.12製。

☆缶を開けたところ


  
 標準的な身の大きさ。下味も標準的。どのくら標準的かというと、シーチキンLフレークとの利きツナが困難なレベル。
 悪い点がないのもまた事実で、どの料理であれ悪い相性のものはないと思われる。常用向け。

 すべての製品が個性的である必要はない。「普通」とは何か、「普通」であり続けることとはどういう意味なのかを一考させられた。
 地味に入手性が悪く販路も不明なため、持っていると貴重……なのかもしれない。


☆各種評価
・グレード ★★★☆☆ 3.0
・価格   ★★★☆☆ 3.1 #160円/個
・味覚評価 ★★★☆☆ 3.0 #ふ・つー…
・入手性  ★☆☆☆☆0.8 #メタルスライムみたい
・原産国  国産

☆スペック
内容量 70g
217kcal/缶 食塩相当量0.4g
原材料 まぐろ、大豆油、食塩、野菜エキス、調味料(アミノ酸)
JAN:4902431021721 製造固有記号 /F ITO
販売者 株式会社宝幸(東京都品川区大崎2-1-1)
(製造所 伊藤食品株式会社(静岡市清水区幸町2-67)
Tuna canning review No.110
#きはだまぐろ #伊藤食品 #油漬

ワオ!と言っているユーザー

伊藤食品 あいこちゃんの給食・ライトツナ 業務用ツナ缶レビュー

スレッド
あいこちゃんの給食シリーズ・ま... あいこちゃんの給食シリーズ・まぐろ油漬フレーク


  伊藤食品 あいこちゃんの給食シリーズ
  まぐろ油漬フレーク(ライトツナ)
  きはだまぐろ油漬けフレーク・準高級品



貴重な国産業務用ツナ缶


 クリスマスの足音も消えた12月最終週、水面下の交渉が実って長井家に届けられた「クリスマスプレゼント」。ツナがぎっしり1705g入ってる。
 桁違いのカロリーや食塩相当量がゆえ長靴に入りきらないし、ツリーに飾れば転倒する、もちろんサンタさんも腰が痛くなる、業務用のツナ缶だ。クリスマスの飾りつけにぴったりの金色は鮪ライトツナを想起させるが、中身は美味しいツナ油漬(No.103)のスケールアップという成りだ。原材料の並びも全く同じ。
 見た目通りBtoB用の製品で、同じ流通的特性を持つシーチキン1705gと違い問屋卸が存在していない(直接契約?)ようで、入手には困難をきわめる……というか一般人が普通の形で手に入るのかこれ?
 2016.3製造。これを、昨年12/31に開催されたイモ・コメの論評本をつくるサークル大谷号の合同打ち上げに持って行った。おととしの冬・シーチキン1705gの単独レビューで提唱した「業務用のツナ缶も24人で割れば71グラムだから、人類が美味しく食べられる」。その仮説を証明するために。
 会場には大谷号の号令によって集まった方々……農家さんから声優さんまで、13人が集まった。つまり一人131g。スーパーにある一回り大きいツナ缶と同等くらいの分量だ、これなら美味しく食べられるかもしれない。
 

 缶を開けたところ


  
 きはだまぐろの色だ。液汁ひたひたに見えるが、これは底に固まって沈んでいる身と絡ませる用のものだ。混ぜるとよくあるツナ缶の湿り気と液汁の割合になる。
 塩気や脂っこさは前出の美味しいツナにそっくりで、身の大きさと食感が業務用特有の大きなフレークになっているという印象だ。シーチキンLフレーク1705gよりはあっさりしている。適度な塩味が打ち上げに持ち込まれた酒を進めてくれる。

  
 完食した。普通に普通の味がする業務用国産ツナ缶。料理に使われても程よい存在感が料理の品質を下支えしてくれるだろう。
 打ち上げの参加者からは「普通においしくて食べやすい」「ごはんとの相性がよさそう」という声をもらった。全員から好評だった。

~~

  
 なお、アグレッシブな食べ方で最後の一滴まで美味しく頂かれたことを末筆に記しておきたい。
 

☆各種評価


・グレード ★★★★☆ 3.9
・価格  【業・務・用】
・味覚評価 ★★★★☆ 3.8 #みんなで食べればこわくない
・入手性  ☆☆☆☆☆ 0.0 #BtoB製品だよ!
・原産国  国産

☆スペック


内容量 1,705g
5,115kcal/缶 食塩相当量19.5g
原材料 まぐろ、大豆油、オニオンペースト、野菜エキス、食塩
JAN:なし 製造固有記号YN2./ITO (商品番号6300004)
製造者 伊藤食品株式会社(静岡県静岡市清水区幸町2-67)
Tuna canning review No.101
#きはだまぐろ #めずらしいツナ缶 #伊藤食品 #油漬

ワオ!と言っているユーザー

伊藤食品 美味しいツナ油漬けフレークを食べたレビュー

スレッド
伊藤食品 美味しいツナ油漬けフ...
“静岡自社工場でフレーク状にほぐしたまぐろを、大豆油と北海道産たまねぎを使用した国産野菜スープで漬け込みました。化学調味料不使用。”


  伊藤食品 美味しいツナ まぐろ油漬けフレーク
  きはだまぐろ油漬フレーク・普及品



Amazonで買える最適なツナ缶


 伊藤食品は生協や宝幸をはじめとしたOEMを数多に引き受ける缶詰会社で、消費者意識にこたえ普及品で健康志向の自社ブランドを送り出している。ツナ缶に健康意識を求める消費者は相も変わらず増え続けており、市場において存在感のある製品も高級路線と健康路線の二極化が進んでいる。
 美味しいツナシリーズの共通点として、国産ツナ缶でありながら百均で見かけることも多い。しかもAmazonでco.jp配送、さらに同サイト内でボッタ値がついていない中で最も筆者がおすすめする製品だ。逆に言えば、数多の自社通販で多くのツナ缶の引き出しを使える筆者も「Amazonで買える範囲内でおすすめできる製品」では美味しいツナシリーズくらいしか進められないというのも事実だ……だってマケプレ扱いのやつは上乗せしてあるんだもん……co.jp限定って書いてあるシーチキンは沖縄市場向けのインドネシア製DR缶で、セブンプレミアムのほうが同じ中身で安いんだもん……
 そして、原材料は「まぐろ」と指定しているが、今のところきはだまぐろが使用されている。今後原材料きはだまぐろが高騰したときメバチ等を使えるよう準備してある。

外観の特徴


  
 やはり普及品の価格帯で食品添加物を最大限減らしたことは強みだ。パッケージにも大きく食塩不使用・7大アレルゲン不使用をうたっている。
 平たい缶に気づいた人はツナ缶意識が高い。これは台湾製の缶で、国産ツナ缶で採用してるのは恐らく伊藤食品とそのOEMの普及品だけだ。開けやすさや開缶音のキレは国産品(東洋製罐など)と遜色ない。
 Amazonに限らず、たまにスーパーで見かける。たぶん伊藤食品の鯖缶置いてあるとこなら取り寄せもできるはず。2015.11製造。2年じっくり寝かせた製品を開ける。

缶を開けたところ・味


  
 液汁ひたひた液汁に対する油の割合が少なく、油漬缶の中ではあっさりしている。身が細かく、フレーカーのほぐし度は細かく設定されているようだ。
 野菜と塩の下味がしっかりついていて、たまねぎの風味としょっぱさが先に来る。
 もちろん魚臭さは感じない。魚臭さの存在を忘れてしまうほどの品質を持っているという幸せ。
 
 ツナマヨの原材料に使うと、身の細かさをアドバンテージに変えられるだろう。ごはんにかけるには若干ボリュームが足りず、三洋食品のプリンス赤缶(No.69)山梨罐詰のまぐろフレーク油漬(No.64)など、激戦区を勝ち抜くまでには至らない。
 しかし、現代においてインフラと同等の価値を持つ「Amazon.co.jp発送」「マケプレじゃないからAmazon価格が市場価格に近い」というほかの中小缶詰会社にないメリットを最大限広げ、自社ブランドを市場に食いつかせた点は画期的だろう。

☆各種評価


・グレード ★★★☆☆ 3.1 
・価格   ★★★☆☆ 2.5 #140円/缶 Amazon.co.jp
・味覚評価 ★★★☆☆ 3.4 #名前に偽りなし
・入手性  ★★★★☆ 4.0 #Amazon直送あり
・原産国  国産

☆スペック


内容量 70g
210kcal/缶 食塩相当量0.8g タンパク質10.2g
原材料 まぐろ、大豆油、ローストオニオン、野菜エキス、食塩
JAN:4953009113003 製造固有記号ITO
製造者 伊藤食品株式会社(静岡県静岡市清水区幸町2-67) 製品ページ
Tuna canning review No.103
#きはだまぐろ #伊藤食品 #油漬

ワオ!と言っているユーザー

伊藤食品 美味しいツナ水煮 食塩不使用を食べたレビュー

スレッド
伊藤食品 美味しいツナ水煮 食...
“静岡にある自社工場で加工されたまぐろを、食塩を使用せずに国産野菜スープで調味しました”


  伊藤食品 美味しいツナ水煮 食塩不使用
  まぐろ水煮フレーク・普及品


☆コメント
 ツナ缶に健康意識を求める消費者は年々増え続けており、市場で目立つ製品も高級路線と健康路線の二極化が進んでいる。伊藤食品はOEMを数多く引き受けるほか、自社ブランドで古くから普及品価格で健康志向の高いツナ缶を輩出し続ける缶詰会社だ。国産ツナ缶でありながら百均で見かけることも多い。美味しいツナシリーズの共通点として、原材料が「まぐろ」であり、きはだやめばち等の指名がない。原材料まぐろの仕入れ状況に応じて使うまぐろの割合を変えて、価格の安定性を高めている。

 この製品は、健康路線の中で食品添加物を最大限減らしたことが特徴。パッケージにも大きく食塩不使用・7大アレルゲン不使用をうたっている。
 新商品のようでまだ見かけることは少ないが、多くのスーパー店頭で取り寄せができるはずだ。本ブログでは2016年6月製造(製造から3ヶ月経過)のまだ新しいロットを取り挙げる。

☆缶を開けたところ
  
 伊藤食品らしい液汁のひたひた、細かいフレーク。見た・食べた印象で、きはだまぐろのような雰囲気がする。
 水煮缶で味を語るのは困難だが、食塩なしでしっかり下味を持たせてあり、生臭さも感じない。
 
 サラダのドレッシングに和えても可、そのまま食べても…なんとかなる。
 塩分コントロールを厳密に行いたい高齢者や健康志向の消費者におすすめしたい。食塩なしの水煮缶は各社から出始めており、これからのトレンドを予感させる。

☆各種評価
・グレード ★★★☆☆ 
・価格   ★★★☆☆ #140円 しずてつストア
・味覚評価 ★★☆☆☆ #水煮・食塩なしとしては及第点
・入手性  ★★★☆☆ #実店舗でも取り寄せやすい
・原産国  国産

☆スペック
内容量 70g
53kcal/缶 食塩相当量0.1g タンパク質12g
原材料 まぐろ、野菜エキス
JAN:4953009113317 製造固有記号ITO
製造者 伊藤食品株式会社(静岡県静岡市清水区幸町2-67) 製品ページ
Tuna canning review No.49

#伊藤食品 #水煮

ワオ!と言っているユーザー

  • ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
    ログイン
  • まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
    新規ユーザー登録へ
ハッピー
悲しい
びっくり